商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/06/29 |
JAN | 9784103284635 |
- 書籍
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TIMELESS
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商品レビュー
3.4
39件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ものすごく散文的というか、詩的な表現のお話だなぁと思いました。 ちょっと前に書かれた、ちょっと未来のお話だったので、あぁそうかこの頃はコロナもなくて2020年にはオリンピックが行われている未来なのか…とちょっと感情的になりました笑 アミもうみもアオもこよみも、幸せだけどちょっと寂しいのかなと思ったりしました。 ガラス張りというか、無機質な真っ白な世界の中からみんなの世界をのぞかせてもらったような読後感。
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タイトルの通り、時間という概念が普通の小説に比べて希薄な印象を受ける作品だった。互いに好きではない同士が交配のためだけに結婚するというのが受け入れられず、どこか完全に作品に入り込めないまま読み進めてしまっていた。これも『流跡』と同様に朝吹さんだからこそ書ける作品なのかなと思った。...
タイトルの通り、時間という概念が普通の小説に比べて希薄な印象を受ける作品だった。互いに好きではない同士が交配のためだけに結婚するというのが受け入れられず、どこか完全に作品に入り込めないまま読み進めてしまっていた。これも『流跡』と同様に朝吹さんだからこそ書ける作品なのかなと思った。時間を超えて物語が進み、回想と現実が行き来しながら進む感じは過去の作品と共通した要素であった。 歴史の話が時々挟まれていたが、朝吹さんの教養の深さや文化人であることを思わされた。自分もそのようなところに造詣が深ければさらにこの作品から感じ取ることができたのかなと感じた。
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TIMELESS ってほんとそう。特に第二部は、時間の感覚が溶けて混ざっていた。 エンタメ的な意味の面白さがあったかというと違うんだけど、 淡々とした文章に時折出てくる固有名詞が、登場人物たちの人となりや生活を浮かび上がらせて、好きな温度の小説だった。
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