- 新品
- 書籍
- 文庫
罪人のカルマ ハーパーBOOKS
1,303円
獲得ポイント11P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
発売年月日 | 2018/06/16 |
JAN | 9784596550903 |
- 書籍
- 文庫
罪人のカルマ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
罪人のカルマ
¥1,303
在庫なし
商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
今まであまり親近感もなく、好意的にも見れなかったアマンダのことが、すごくいい印象になりました。今作では、現在パートとアマンダの過去パートを行ったり来たりしてストーリーが進行し、特にアマンダの過去パートは、1970年代半ばで、女性への差別意識と黒人差別が色濃くあるる時代。この若かり...
今まであまり親近感もなく、好意的にも見れなかったアマンダのことが、すごくいい印象になりました。今作では、現在パートとアマンダの過去パートを行ったり来たりしてストーリーが進行し、特にアマンダの過去パートは、1970年代半ばで、女性への差別意識と黒人差別が色濃くあるる時代。この若かりしアマンダとフェイスの母親のイヴリンの2人の活躍が新鮮で、すごく親しみがわきました。この過去からどのように現代パートにつながるのかに注目でしたが、なるほどそういうことかと、いい読後感を味わうことができました。そして最終盤は、またまた気になる終わり方。次にどうつながるのか楽しみです!
Posted by
ウィル・トレント・シリーズ、6作目。 ウィル・トレントは、ジョージア州捜査局の特別捜査官。 今回は彼の出生に関わる重い秘密が明かされる回でもあるのだが。 ウィルの上司のアマンダと、その同僚だったイヴリンの若き日の話がかなりの比重を占めます。 女性警官二人の物語というのは珍しいの...
ウィル・トレント・シリーズ、6作目。 ウィル・トレントは、ジョージア州捜査局の特別捜査官。 今回は彼の出生に関わる重い秘密が明かされる回でもあるのだが。 ウィルの上司のアマンダと、その同僚だったイヴリンの若き日の話がかなりの比重を占めます。 女性警官二人の物語というのは珍しいので、こちらがポイントかと。 ウィルは長身で金髪、穏やかで大人しい性格。頭はいいのだが識字障碍を抱え、それをごまかしながら何とかやってきた。 施設で育ち、里親を転々とし、どこか影があるので、潜入捜査を得意としていたこともある。 凶悪な殺人事件が発生したが、なぜかウィルは捜査から外される。 それは、ウィルの実父が出所しているからだった。 40年さかのぼって、1975年。 アマンダは小柄で若い頃は現在とは別人のように動揺しやすい。とはいえ、全てを面に出すわけではない。 謹厳な警察官の父親に育てられてきたからだ。 イヴリンはなかなかの美人で大胆、アマンダと気が合うようになります。 男社会の警察で、それでも女性が少し増えかけてきた時代。 署内の偏見をかいくぐり、町では柄の悪い連中と渡り合う日々。 そこで遭遇した恐ろしい事件で‥ ウィルにまさかこんな過去があるとは。 子どもの頃は知らないでいた点もあり、それだけは良かったという気はしますが。 アマンダとは運命的な出会いだったのですね。 アマンダは内心、我が子に抱くような激しい愛情を抱きつつ、その執着をそのまま表に出すわけにもいかない、という葛藤があるらしい? 姿を消していたアンジーの影がそこに。 カリン・スローターはすごい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『ハンティング』でその誠実さの影で、内面を巣食う怒りや生い立ちへの葛藤と戦う主人公ウィル・トレントの虜になった。 図書館の蔵書の都合で2作飛ばしての本書となってしまったが、やはり順番に読むべきだった。。 『ハンティング』で別シリーズの主人公サラ・リントンが交錯することになり、えもいわれぬ広がりを見せる著者の作品世界だが、今作では2人の関係が急に親密なものに! あれ、そんな雰囲気だったっけ!? 間に何があった!? そういえば、惹かれあっていたような。 覚えていない。。 2人の関係はともかくとして、ウィルの事件解決物語を期待していたのだが、まさかの上司アマンダと相方フェイスの母親イヴリンの物語。 ウィルの出生秘話を絡めつつ40年以上前の殺人事件と現在の女子大生失踪事件を交互に追う展開。 昔の事件は、1970年代半ばにアマンダとイヴリンが男性中心の警察組織の中で息をまきながら、慣れない死体や犯罪者達に立ち向かっていき、彼女達の現在の礎となる事件譚。 フェミニズムや人種差別撤廃の動きが見えつつある時代背景の中でのプレイバックヒストリーは、シリーズ全体の中での彼女達の立ち位置をきりっと浮かび上がらせるものになるに違いない。 一方で現在の事件はその過去の事件の清算とも言うべきもの。 原題”Criminal”に対して”カルマ”の語をしのばせる辺りに訳者のセンスが光る。 シリーズ全体の中では変化球的存在なのではと推測する本作。 悪くはなかったのだが、やっぱり読む順番間違えたよな。
Posted by