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正しい女たち
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正しい女たち

千早茜(著者)

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正しい女たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/06/11
JAN 9784163908533

正しい女たち

¥1,650

商品レビュー

3.6

49件のお客様レビュー

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2024/07/05

タイトルに魅かれて、手に取った。 女の正しさ、とはなんだろう。 本人が正しいと思っていても、他人は理解できないことも、 正しいと思って行動したことが、他人を気づけたり・・・ 「温室の友情」 女子高校生の、青春真っ盛りの、友情と嫉妬と、大人になっても、心はその頃のまま。家族より...

タイトルに魅かれて、手に取った。 女の正しさ、とはなんだろう。 本人が正しいと思っていても、他人は理解できないことも、 正しいと思って行動したことが、他人を気づけたり・・・ 「温室の友情」 女子高校生の、青春真っ盛りの、友情と嫉妬と、大人になっても、心はその頃のまま。家族よりも彼氏よりも友情を重んじる、誰しも経験が多少あるだろう。 「海辺の先生」 離婚をして、スナックをしている母親が、 先生にちゃんと家庭教師の代金を払ったり夜遅く帰ると心配したり、娘を思う気持ちはすごく「正しい」と思った。 この短編が一番好き。 「偽物のセックス」 なんというどうしようもない男だ・・・ 「幸福な離婚」 別れようと思ったとたんに、相手に優しくなれる、 ホントは好き同士で一緒になったのだし。 最後はほんわかと暖かい気持ちになった。 「桃のプライド」 MORIの「食品サンプルみたいに完璧だよね」が、 意味深に印象に残った。 「描かれた若さ」 廃校になった、最初の高校が舞台で、 復讐劇というか、ホラーというか、 少し怖くて、意味不明。

Posted by ブクログ

2024/06/13

一番好きだったのは、「幸福な離婚」 四か月半後に離婚予定の男女。残りの日々を過ごしていく中、女性が、「わたしが死ぬ瞬間、この静かで冷たくて幸福な日々を思い出す気がした。」と思うところが良い。 小説全体に流れているのは、若さ、特に女性の若さを第一とする風潮への皮肉だと思う。 今の...

一番好きだったのは、「幸福な離婚」 四か月半後に離婚予定の男女。残りの日々を過ごしていく中、女性が、「わたしが死ぬ瞬間、この静かで冷たくて幸福な日々を思い出す気がした。」と思うところが良い。 小説全体に流れているのは、若さ、特に女性の若さを第一とする風潮への皮肉だと思う。 今の若い女性も、若さに捉われて段々と生きづらくなっていくならば、悲しいことだと思う。 私の頃と全く変わっていない。私自身は、遅い結婚をして、やっとその呪縛から解き放たれた。

Posted by ブクログ

2024/05/26

6つの短編集。ちょっとずつ繋がってる話。 それぞれの思う正しさを貫く女性がリアルでちょっと怖くて、サラッと読めた。 「幸福な離婚」がよかった。離婚が決まってる夫婦の最後の数カ月、諦めた幸せな生活の空気感がめちゃくちゃリアル。

Posted by ブクログ

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