商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/05/18 |
JAN | 9784086801911 |
- 書籍
- 文庫
下鴨アンティーク アリスの宝箱
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下鴨アンティーク アリスの宝箱
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商品レビュー
4.2
25件のお客様レビュー
「鶯の落とし文」 最期の恋文を届け。 視える相手の生死が分からない間は、下手に目に映ったことを全て話せなくなってしまうから苦労するかもしれないよな。 「青時雨の客人」 返して欲しいもの。 最初は少し嫌がらせをして終わらせるつもりだったのだろうが、予想外の出来事が起きたせいで渡せ...
「鶯の落とし文」 最期の恋文を届け。 視える相手の生死が分からない間は、下手に目に映ったことを全て話せなくなってしまうから苦労するかもしれないよな。 「青時雨の客人」 返して欲しいもの。 最初は少し嫌がらせをして終わらせるつもりだったのだろうが、予想外の出来事が起きたせいで渡せなかったのだろうな。 「額の花」 曰く付きの品には。 ありもしない怨念と言われるようになった原因は自分にあるのだから、どこかで想いに区切りを付けて進むべきだったのか。 「白帝の匂い袋」 どこまでも追って。 こんな事だからこそ口外出来なかったとはいえ、内情を知っていたら若い女は誰だって嫁ぎにも働きにも来たくないだろう。 「一陽来復」 聞こえてきた鳴声。 一匹が転げ落ちていなければ何も起こらなかったとはいえ、探しに行く手間は省けたうえ無事に会えたからよかったのかも。 「山吹の面影」 二人の花嫁の話に。 自ら調べて知った先の出来事ならば仕方ないが、誰かに聞いて興味を持ち出かけた後となると恨み言の一つは言いたいだろ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下鴨アンティークの7作目の番外編。 良鷹が引き取った少女、幸のお話や、 春野のその後(といっても不思議に巻き込まれただけ)、 最初のお嬢様以外誰のものにもならない紫陽花のブローチのお話と あれこれあったが、 一番良かったのは、鹿乃の祖母の祖母にあたる女性の嫁入りのお話。 妾の子供が、母親が亡くなった後本家に引き取られ。 女中として働かされ急に嫁に出されたお話かと思いきや、 本妻には隠した気持ちがあって…という意外性が良かった。 小姑にあたる姉妹が急に現れた「兄嫁」に次々と着物を着せようとしたり、 結局夫となる兄が選んだ着物と帯に、 帯締めや帯揚げを選んできゃいきゃいする場面がかわいらしい。 しかも化け物から兄嫁を守るために薙刀をふるうとは頼もしい。 これで最終巻なのはすこし寂しい。
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いよいよ最終巻。この本の話以降も、みんながそれぞれ一歩ずつ歩んでいく事が想像できる話で、ほんわかしました。まだまだ、白露は心配で姿をあらわしているみたいですけど(笑)
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