汐見稔幸 こども・保育・人間 Gakken保育Books
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汐見稔幸 こども・保育・人間 Gakken保育Books

汐見稔幸(著者), 新田新一郎(編者)

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汐見稔幸 こども・保育・人間 Gakken保育Books

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学研教育みらい/学研プラス
発売年月日 2018/04/24
JAN 9784058009161

汐見稔幸 こども・保育・人間

¥1,980

商品レビュー

4.8

4件のお客様レビュー

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2025/02/14
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★感想 ①みんなの笑顔、以上! 楽しいね!ありがとう、ごめんねを伝え合う。 お互いのできるで支え合う、応援し合う。 (共に積み重ねてく先に物質的な豊かさ以上の幸せ・笑顔の生活がある) 困難があったら… ②まずは自分に意識をむける ・どういう願いでありたいの(生活、仕事)? ・疲れてる?暖かいエネルギーで心を満たしてる? (エネルギー充電のために○○する、ビジョン共有) ③冷静に、今を振り返りる。 いいところに気づく(ある)、 工夫見直しできるところもあるね(全体計画 PDAC) ★引用 ・ものごとをわかるとは? そのものになる、子どもを理解する =子どもになってみる、それしか方法はない。理屈抜きに感じ取る。 変わるために得られた教訓(とても単純なこと)教師が子どもの悪口を 言ったらおしまい。 ・魅力的な大人は? 幼児っぽさ、子どもらしさ、夢中になり、ワクワクできる世界を持っている人 ・大人(保育、教育者)は何をすればいい? ・解決方法や行動の指示は誰でもできる。 「こうしたらできるのではないか」「活動を通してみんなが元気になるかな?」 という可能性を夢と共に語り合う。 ・子どもが自分で工夫できるようにしっかり見守り、記録。 ・人間(子ども含め、私たち)は教えられたわけでなく、 今の自分を超えていこうとする本性がある。 例えば、歩く、走る、遊ぶ、仕事する、音楽を聴く(自分の興味関心)等 生活行為からさまざまな影響を受け、自らやる、育っていこうという本性を もっている。=形成 何でも自分でやりたがる(形成)が、実はあまり上手にできないこともあって、 そういうときにやり方を見せる、アドバイス、ちょっと手伝う、せっかくなら 別の課題も与えたりする=「形成」的に育ち始めたものを少しこちらで援助 してきちんとできるようにして言ってあげる、少し統御(コントロール)する、 応援する=教育 ・人の心の育ちとは? 他者に対する強い信頼を持つことで心が育つ。共感的な人間関係を どれだけ心の奥底に刻みつけて、育っていくか、ということだ本当に大事。 特定の大人との間の深い絆、例えば一日1回はちゃんとだっこしてもらえる、 そして本当に大事な場面では必ず抱きしめてくれる、それがあれば大丈夫。 しかし、常に拒否されると心が不安定になり、そして拒否されることを回避 するためにアタッチメント(くっつき)を諦めてしまう場合もある。 アタッチメントの要求を丁寧に満たしてあげる=その子の自我の成長や 自己定義、つまり人生全体にも大きく影響していく。

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2025/01/28

 汐見先生と、幼児教育に携わる5名との対談「NEXT AGEとの対談」が素晴らしく、読んで泣けてしまった。『「子ども主体の協同的な学び」が生まれる保育』に登場する保育施設の運営者など、気になっていた方も登場し、幼児教育に携わることになった背景や人となりが見えて非常に興味深かった。...

 汐見先生と、幼児教育に携わる5名との対談「NEXT AGEとの対談」が素晴らしく、読んで泣けてしまった。『「子ども主体の協同的な学び」が生まれる保育』に登場する保育施設の運営者など、気になっていた方も登場し、幼児教育に携わることになった背景や人となりが見えて非常に興味深かった。  登場されたのは以下の皆さん:関山隆一さん、四釜喜愛さん、妹尾正教さん、井桁容子さん、小西貴士さん  四釜さん、自然が持つ「学び」の力に全部区の信頼を寄せた保育をしているが、東日本大震災による原発事故により森で遊ぶことが難しくなってしまった環境に心が痛んだ。避難時に先生の言うことを聞いて亡くなってしまった子、自分で判断して助かった子といた事実に、教育で育みたいとしている「自分で考える」ことがいかに大事かがものすごく腑におちた。  妹尾さん、縦の動きを取り入れた遊具を作る話に、遊びの環境を整えるというのはこういうことなのかとこれもまた納得。祖母の代?から続く保育園をレッジョエミリアの影響を受けて大改革され、そのときに古くからいる保育士さんなどに泣かれたという話は身につまされる。  井桁さん、幼少時から育まれた強い信念を自分の軸として戦ってこられた方という印象を受けた。  また、冒頭鼎談の、大豆生田啓友さんの「保育士の育て方」もとても興味深かった。体験的に学ぶというのは子どもも大人も変わらないのだ。

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2021/07/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

小学校で勤務しているが、たくさんの学びがあった。 それはなぜかというと、やっぱり 子ども、そして人対人の関わりが共通しているからだと思う。 「わたしたちの中に「幸せ」のイメージがなければ、子どもの「幸せ」のために保育をしているのだ、とはいえません。」 特にこのフレーズにはハッさせられた。 なんとなく自分の中にも子どもの幸せのためにということが 教育の最上位の目的である意識はある。 では、その幸せって? 幸せっていったい子どもがどう感じること? 幸せってどういう状態? というイメージがなかったなぁと考えさせられた。 100人いれば100通りの幸せがある。 だから幸せを型にはめこんでこれが幸せだというのはおかしい。 100人いたら100通りのなりたい自分に近づいく。 これが幸せなのかと思う。 そして尊敬できる人の考え方は いつも子どもを子どもと見ずに、一人の人間として見ていること。 対等な人間として見ているからこそ対話ができる。 目指すところを明確にした上で ○、×を子どもたちに貼り付けていくのではなく 対話・共感を通して価値観をすり合わせていく。 また読み返したい本だった。

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