汐見稔幸 こども・保育・人間 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
小学校で勤務しているが、たくさんの学びがあった。 それはなぜかというと、やっぱり 子ども、そして人対人の関わりが共通しているからだと思う。 「わたしたちの中に「幸せ」のイメージがなければ、子どもの「幸せ」のために保育をしているのだ、とはいえません。」 特にこのフレーズにはハッさせられた。 なんとなく自分の中にも子どもの幸せのためにということが 教育の最上位の目的である意識はある。 では、その幸せって? 幸せっていったい子どもがどう感じること? 幸せってどういう状態? というイメージがなかったなぁと考えさせられた。 100人いれば100通りの幸せがある。 だから幸せを型にはめこんでこれが幸せだというのはおかしい。 100人いたら100通りのなりたい自分に近づいく。 これが幸せなのかと思う。 そして尊敬できる人の考え方は いつも子どもを子どもと見ずに、一人の人間として見ていること。 対等な人間として見ているからこそ対話ができる。 目指すところを明確にした上で ○、×を子どもたちに貼り付けていくのではなく 対話・共感を通して価値観をすり合わせていく。 また読み返したい本だった。
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好々爺なイメージがあった汐見先生が、キレる子ども・怖いお父さんだったことが意外だった。 人間って面白いなぁ。 頭がいいからこんなにわかりやすく色々伝えられるのかな。彼が保育業界の中心にいることを嬉しく思う。 親としても保育者としても助けられる、そっと寄り添ってくれるような一冊。
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