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日本の気配
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日本の気配

武田砂鉄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2018/04/24
JAN 9784794969941

日本の気配

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商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2025/10/11

7年前の本だが、今読んでも十分読み応えがあった。この政治家おかしいよな、とか、世論って何でこうなる?とぼんやり感じていた違和感をズバリ!斬ってくれる! 自分の知識不足や言葉の足りなさをちゃんと補ってくれて、明瞭軽快な語り口で世の中の様々な事象を説明してくれる。 うんうん頷きな...

7年前の本だが、今読んでも十分読み応えがあった。この政治家おかしいよな、とか、世論って何でこうなる?とぼんやり感じていた違和感をズバリ!斬ってくれる! 自分の知識不足や言葉の足りなさをちゃんと補ってくれて、明瞭軽快な語り口で世の中の様々な事象を説明してくれる。 うんうん頷きながら、とても気持ちよく読める。みんながマツコデラックスを好きな理由に似てるかも。言いにくいことをスパッと切り込んでくれるのは、自分はできないだけに小気味よいのだ。

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2024/12/05

又吉さんとの往復書簡を読んで気になったので武田さんの本を。 久々に硬派な評論。皮肉たっぷりで真摯な本。私の感覚にちょうど合う。 コロナが始まる前の日本の状況を思い出させる本だった。 五輪をちらつかせながら、きれいなだけでなんの意味もなさない言葉でのらりくらりと、 あるいは有無を言...

又吉さんとの往復書簡を読んで気になったので武田さんの本を。 久々に硬派な評論。皮肉たっぷりで真摯な本。私の感覚にちょうど合う。 コロナが始まる前の日本の状況を思い出させる本だった。 五輪をちらつかせながら、きれいなだけでなんの意味もなさない言葉でのらりくらりと、 あるいは有無を言わせず蹂躙するように、 自分の思うように水面下で舵を切ってきた当時の政権。 政治のことはよくわからないが、 武田さんの視点には、目くらましを回避して、根本の問題をごまかさずに見据えて しつこくぶれずに突き詰めていく真面目さがある。 うっかり、相手の遠回しでぶよぶよと膨らんだ言葉に取り込まれないように気をつけながら、 自分が感じた違和感を手放さないように 丁寧に、じわじわと一歩づつ、大元の場所から離れずに掘り下げる。 2者択一で選ばされる前に、3つめ4つめの選択肢が無いことを問うこと あるいは、なんでそれを今選ばなければならないのかという疑問。 こういう姿勢が本当に大事だと思う。 相手の土俵に乗らず、言葉の上の応酬に自らが酔うことなく、 一番大事と踏んだところから外れずに進む。 皮肉が芸になり芸をみがくほうに流れることなく、 皮肉を皮肉として成り立たせる硬派な立ち位置に留まることに痺れる。 もちろん、皮肉があるからこそ楽しめる。 「どうせなら」の貧乏性が、一番の危険な因子であるかもしれない。 時間を天びんにかけられると、迷いが出る。自分もそうだ。 でもそこで踏みとどまって、意地やプライドとかいうつまんないものの影響をも排除して 冷静に判断する、提言することを意識していかなければ、 なし崩し的に事態は流され、結局相手の思うつぼ、ということになるんだろう。 急速に無力化されていく言葉と状況に抗いながら、 空気よりもあわい気配にとりこまれないように、いま一度確認すべき、と襟を正す本。

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2024/11/02

武田砂鉄のコラム集。 もともとこの人のことをTwitterでしか知らず、1度文章をしっかり読みたいと思っていたところで古本屋で見つけたので購入した。 今の日本では「空気を読むこと」「気配を察すること」が各人の行動原理になっていて、問題にしっかり向き合って追及することがないがしろに...

武田砂鉄のコラム集。 もともとこの人のことをTwitterでしか知らず、1度文章をしっかり読みたいと思っていたところで古本屋で見つけたので購入した。 今の日本では「空気を読むこと」「気配を察すること」が各人の行動原理になっていて、問題にしっかり向き合って追及することがないがしろにされているという批評。 特にその風潮は政治家に利用・応用されていて、そこに正しく対応できていないマスコミも糾弾する内容だった。 2018年の本だったので、政治的なトピックが若干古く入っていきづらかったが、批評における態度は誠実だと思った。 「コミュニケーションを『能力』で問うな」の、自分が管理人にうまく挨拶できなかったことを稲田朋美の虚言と結びつけるパートは純粋に面白かった。

Posted by ブクログ