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猫の楽園 ゾラショートセレクション 世界ショートセレクション
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猫の楽園 ゾラショートセレクション 世界ショートセレクション

エミール・ゾラ(著者), 平岡敦(訳者), ヨシタケシンスケ(その他)

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猫の楽園 ゾラショートセレクション 世界ショートセレクション

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 理論社
発売年月日 2018/04/01
JAN 9784652202456

猫の楽園

¥1,430

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2024/10/24

評論社は翻訳児童文学を主に出版している会社で、これも一応子ども向けということになってはいるが、読んでみて、これは子どもにはわかるまいと思った。 最初の「アンジュリーヌ」はサキの「開かれた窓」みたいな味わいで、これはまあ、いいかもしれない。しかし次の「広告の犠牲者」は現代も同じと解...

評論社は翻訳児童文学を主に出版している会社で、これも一応子ども向けということになってはいるが、読んでみて、これは子どもにはわかるまいと思った。 最初の「アンジュリーヌ」はサキの「開かれた窓」みたいな味わいで、これはまあ、いいかもしれない。しかし次の「広告の犠牲者」は現代も同じと解釈できるにせよ、子どもにはよくわからないだろうし、「恋愛結婚」は不倫相手と結婚するために、相手の夫を殺すという話で、子ども向けとは思えない。「猫の楽園」も、猫の姿を借りた寓話であることは言うまでもないが、子どもには猫の話にすぎないだろう。「血」はカインのアベル殺しやキリストの磔刑など聖書の場面を臨場感たっぷりに描き、なかなかの迫力なのだが、聖書を知らなければなんのことかわからない。「オリヴィエ・ベカイユの死」と「コックヴィル村の酒盛り」は長めの話で、個人的には「オリヴィエ・ベカイユ」が一番面白かった。しかし、あまりに苦い後味の作品で子ども向けではない。「コックヴィル村」も酒を飲みまくっていがみ合っていた2つの家が仲直りするって話で、これも子どもにはね…。 子ども向けなので、エロティックなところは極力抑えた翻訳にはなっているが、その雰囲気は伝わる。 まあそもそも子ども向けじゃないんだから、子どもに面白いかどうかで評価するのもおかしいわけで、小説としてはさすが文豪という感じ。 今時の子どもの読書傾向を置いておいても、子どもには理解不能な話が多く、無理に子どもに読ませる必要はない。ヨシタケシンスケの絵がいかにもユーモラスで面白そうに見えるのか「看板に偽りあり」。 まあ、大人になって、人生の悲哀を経験してから読むといいと思う。

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2024/03/09

(2024/03/09 2h) 寓話集のようで、楽しい短編集。 初めて読むエミール・ゾラの著作となった。 読んでみたいと思っていたゾラの本であり、猫の癒やされる表紙であり…ということで惹かれて読んだ。 全7 作 長さはバラバラの短編。 好きな順で 「広告の犠牲者」 「猫の...

(2024/03/09 2h) 寓話集のようで、楽しい短編集。 初めて読むエミール・ゾラの著作となった。 読んでみたいと思っていたゾラの本であり、猫の癒やされる表紙であり…ということで惹かれて読んだ。 全7 作 長さはバラバラの短編。 好きな順で 「広告の犠牲者」 「猫の楽園」 「コックヴィル村の酒盛り」 皮肉の効いたストーリー多めで、ゾラの作風がなんとなく分かったような。 つぎは長編に挑戦したい。 「世界ショートセレクション」シリーズの七作目として理論社から出された本。 児童向けなのだろう、字も大きくフリガナが打ってある。内容はヘビー寄りか。 形式からして読みやすく、読書のリハビリとして良かった。 他の作家のものも手を出してみようと気楽に思える。

Posted by ブクログ

2021/12/15

エミール・ゾラ(仏) 「オリヴィエ・ベカイユの死」死んだと思われ埋葬された男が復活したが、既に社会から抹殺された男には、帰る家も生きる理由もない。切なすぎる話。

Posted by ブクログ

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