商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/04/13 |
JAN | 9784062938488 |
- 書籍
- 文庫
家族シアター
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家族シアター
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商品レビュー
3.9
265件のお客様レビュー
『家族シアター』は、心温まる家族の物語を描いた短編集です。 本作を読むと、「実家」の懐かしい空気を思い出します。そして物語を読み終えた後、「家族を大切にしたい」という気持ちが自然と湧いてきました。
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心温まりたい作品を求めている人におすすめできる作品。 家族との色んな関わり方が短編7作に現れている。 好きな作品が含まれてること間違いなし。 『凍りのくじら』に引き続き、ドラえもんが関わるお話があった。ただ心温まるだけでなく、辻村深月ワールドを感じれて非常に満足。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
7つの短編からなる、家族の話。 家族って不思議で、何か一つの出来事で関係を修復できることがあったり、理由はないけど良好になったりするときがあります。今回はそんな家族の話がでてきて、ほっこりします。特に4・6の話は非常に良かったと思います。 私の兄弟はバラバラになって、何年も会話していないですし、仲もたぶん良くない。縁起はよくないけど、身内が亡くなったときに顔を合わせ、そこからの行動が大切なのかなと思います。自分自身兄弟には過去に思うところはありますが、家族って唯一無二であり、無碍にしないような心持ちをできたらいいと思いました。この本を読んで、家族の大切さと、いつまでも頑固に過去のことを引きづってはダメだなと思わされました。 以下 物語概要 1)妹という祝福 ・姉:由紀枝 妹:亜季の話。姉が地味で妹は姉のようになはならないと、よくある姉妹の話で、亜季は由紀枝が何もかもが嫌いで、反発していたけど、亜季がヤンキーの先輩に目をつけられ、そこを由紀枝が助けるという話。 2)サイリウム ・弟:尚弘と姉:真矢子の話。尚弘はアイドルオタクで、真矢子もバンドの追っかけ、これも姉弟の話。互いに反りが合わず反発。お互いに罵り合う。最終的には、尚弘の頑張りが新聞に載り、それを姉がわざわざ探して食卓に置くところで終わる。素直にはなりきれない。 3)私のディアマンテ ・子:えみりと母:絢子の話。親子の反発。最終的に担任の田中先生とのもとに、えみりが子を授かり、母が猛反対するかと思いきや、夫の秀一郎のこともあり、えみりが思わなかった言葉がでてきて和解。田中先生何やってるんだ。と思いながら、親との関係は良好になったので良かったのかな。大事なところで親の本性はでる。 4)タイムカプセルの8年 ・父:孝臣 子:幸臣 の話。この話が個人的には一番良かった。幸臣の小学校の担任の比留間先生が、本当にいそうな現実見のある話しで面白かった。タイムカプセルを埋めずに面倒になったから、倉庫に捨てるって・・そして、そのタイムカプセルを教員になりたい、幸臣のために、ばれないように親父のの集いに校庭に埋めるところがさらに面白い。孝臣は息子の運動会の日忘れる、クリスマスプレゼント忘れる、くらいの人間だけど、息子の教員の夢を砕かないためにも必死に行動するところが心に刺さった。親父たちの熱い戦いがよかった。沢渡さん攻撃力高かった。 5)1992年の教室 ・姉:はるか 妹:うみか の話。うみかが宇宙飛行士になるとか言っていて、何かひかかるな~と思ったら、「この夏の星を見る」の「花井うみか」とは、、鳥肌ものでした。 6)孫と誕生日 ・孫:実音 祖父との話。実音の父、祖父の息子の孝治の仕事の関係でアメリカから、実家に戻ってきて、実音が学校に通う中で、人間関係にやらる。その中で祖父はおせっかいや、空気を読めないことをするが、友達の誕生日会の出来事と竹とんぼで関係性が良好になる。こんな祖父かっこいい。 7)タマシイム・マシンの永遠 ・ドラえもんの道具にこのようなものがあったのですね。 以下読書メモ ・4)タイムカプセルの8年より 小松さん 「あの人だけが悪かったわけじゃないと思うんですよ。ユカリたちの第の6年生は、何しろ1クラスしかなかったから。足並み揃えて監視してくれる隣のクラスのメモなかっただろうし、こういうのはね、公金の横領と同じです。どうせバレてしまうんだから、やった人間が結局一番損をする。そのせいで職も退職金も、何もかも不意にしてしまう人達を、私のような仕事しているとたくさん見ます。」
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