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疑惑の科学者たち 盗用・捏造・不正の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2018/02/01 |
JAN | 9784562054800 |
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疑惑の科学者たち
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疑惑の科学者たち
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科学における「不正」にまつわるコラム集。「カーディフの巨人」や「機械仕掛けのトルコ人」のような他愛もない悪戯から、パストゥールやアインシュタインの盗用問題、メンデルの実験偽造問題のような「偉人」の不正・倫理違反、シリル・バートの優生学やルイセンコの「プロレタリア」遺伝学のような...
科学における「不正」にまつわるコラム集。「カーディフの巨人」や「機械仕掛けのトルコ人」のような他愛もない悪戯から、パストゥールやアインシュタインの盗用問題、メンデルの実験偽造問題のような「偉人」の不正・倫理違反、シリル・バートの優生学やルイセンコの「プロレタリア」遺伝学のような政治的な疑似科学、日本のSTAP細胞事件まで、近代以降に問題化した捏造・改竄・詐欺・盗用・偽作を取り上げている。著者はフランスの「科学ジャーナリスト」ということだが、日本語版の解説がなく、詳細な経歴や業績は不明。内容は通俗的で読み物としては面白いが、記述の正確性や解釈の妥当性は門外漢には判断しかねる(少なくともSTAP細胞事件の背景説明には疑問がある)。ただし成果主義的なビブリオメトリクスが研究不正の温床になっているという指摘は重い。 個人的には、ホンジュラスが観光振興目的でマヤ文明の遺跡を国家ぐるみで捏造している問題を本書で初めて知ったが、金銭との交換価値を至上とする商業主義と「伝統の捏造」による自己愛的なナショナリズムの結合という現象は、日本においても「世界遺産」「日本遺産」をめぐる国策の展開過程や文化行政のビジネス化などに如実に現れており、決して対岸の火事ではないと痛感した。
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科学論文の不正には、主に4つのパターンがあり「間違い」「盗用」「捏造」「いたずら」に分類される。この本で紹介された科学者は、アインシュタインやパスツール等の大物から、最近話題になった科学者まで代表的な人物を挙げて、科学の各分野毎に考察している。不正の程度は様々で、それほど罪の無い...
科学論文の不正には、主に4つのパターンがあり「間違い」「盗用」「捏造」「いたずら」に分類される。この本で紹介された科学者は、アインシュタインやパスツール等の大物から、最近話題になった科学者まで代表的な人物を挙げて、科学の各分野毎に考察している。不正の程度は様々で、それほど罪の無いものから歴史を変えるようなものまである。(場合によっては処刑された)パスツールが不正を行っていたことは他の科学エッセイで知っていたが、アインシュタインも含まれていたのは少しショックだった。とは言え、彼の業績が全て否定されるわけではない。情報共有が難しい当時の状況を踏まえ、彼ほどの科学者でも名声を得るために何でもやったということだろう。最近の捏造事例としてSTAP細胞が何度も取り上げられている。この不正は、日本人が考える以上に世界にインパクトを与えたようだ。スポーツ等では清廉潔白なイメージのある日本人だが、科学論文不正のワースト12人のうち、3人が日本人。ワースト1位もダントツで日本人だったという事実は大変残念だった。 現在、日本の科学論文数の減少に危機感を持たれているが、不正論文を出すくらいなら出さないほうが良いと思う。 科学技術立国・日本というのは、言葉だけの幻想なのかも。
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アインシュタインやパスツールまで掲載されているので驚きであった。アインシュタインがローレンツとポアンカレの考えをまとめて自分の研究とした、という話は一般にはあまり知られていない。パスツールがペシャンの研究を採用したという話はなく、パスツールの発見として教科書にも普通に掲載されてい...
アインシュタインやパスツールまで掲載されているので驚きであった。アインシュタインがローレンツとポアンカレの考えをまとめて自分の研究とした、という話は一般にはあまり知られていない。パスツールがペシャンの研究を採用したという話はなく、パスツールの発見として教科書にも普通に掲載されていた。
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