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墨子 中公クラシックスE16
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2018/02/21 |
JAN | 9784121601797 |
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墨子
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商品レビュー
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図書館で借りた。 古代中国で発達した知識思想「諸子百家」の一つ、「墨子」。 無差別に他人を愛せ(兼愛)、戦争は罪だ(非攻)といった考えを持ち、いつしか消えって行った集団…。そのくらいは世界史の授業レベルだ。では実際にどのような文書が残っているのか、それを知れるのが本書だ。 冒頭に...
図書館で借りた。 古代中国で発達した知識思想「諸子百家」の一つ、「墨子」。 無差別に他人を愛せ(兼愛)、戦争は罪だ(非攻)といった考えを持ち、いつしか消えって行った集団…。そのくらいは世界史の授業レベルだ。では実際にどのような文書が残っているのか、それを知れるのが本書だ。 冒頭に解説があるので、大まかな流れ・構成はそれで理解できる。また、本文は書き下し文と現代語訳がセットになっているので、漢文を読み解く苦労・手間は不要だ。 「愛せ」と(他のキリスト教などの宗教含めて)よく言うが、どういうことか?墨子としては結構ドライな愛情だと理解できた。ほとんどの人がイメージする日本語の「愛」とは実際は違う。 また、戦争は罪だと言うけれど、お花畑な理想論ではなく、その上で戦力・戦術は身に付けて防衛するのは権利だと説く。このあたりのリアリズムは非常に学びがあると感じた。 個人的には、論理学が記されている点は驚き。結構しっかりした論理学が墨子の中にあった。
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諸子百家の時代、儒家と比肩する勢力をもった墨家。「兼愛」「非攻」を説いた特異な思想のテキストの主要部分に詳細な訳注を施す。
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