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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 祥伝社文庫
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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 祥伝社文庫

今村翔吾(著者)

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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 祥伝社文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2018/02/15
JAN 9784396343972

鬼煙管

¥770

商品レビュー

4.4

69件のお客様レビュー

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2025/10/26

今作も最高に面白かった。 京都に長谷川平蔵の助けに駆けつける、源吾。 今回の目玉は、長谷川平蔵とその息子の銕三郎。 「私は諦めません」 人は、変われるのか。 罪人になろうとも、人の中には優しさや思いやりの心が必ずあることを信じることを諦めない。 源吾、平蔵、武蔵、喜八郎、銕三...

今作も最高に面白かった。 京都に長谷川平蔵の助けに駆けつける、源吾。 今回の目玉は、長谷川平蔵とその息子の銕三郎。 「私は諦めません」 人は、変われるのか。 罪人になろうとも、人の中には優しさや思いやりの心が必ずあることを信じることを諦めない。 源吾、平蔵、武蔵、喜八郎、銕三郎。 全員がそれぞれの立場から、信じることを諦めない姿。 涙が出た。゚(。ノω\。)゚。

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2025/10/21

ぼろ鳶組第4弾。 今回も面白い。 最初の投稿では書きたいことが溢れて、それを無理やりまとめようと訳わからなくなってたので、書き直し。すみません。 さて舞台は江戸を離れ、京の都。 先の功労により京都西町奉行に栄転した長谷川様も、この古都で起こる事件に悪戦苦闘。水を用いて人を殺める...

ぼろ鳶組第4弾。 今回も面白い。 最初の投稿では書きたいことが溢れて、それを無理やりまとめようと訳わからなくなってたので、書き直し。すみません。 さて舞台は江戸を離れ、京の都。 先の功労により京都西町奉行に栄転した長谷川様も、この古都で起こる事件に悪戦苦闘。水を用いて人を殺める怪事件「青坊主」をなんとか解決したと思いきや、今度は火を用いたまたも面妖な事件が続く。この京で大火となりかねない事態に、長谷川様が助けを求めたのが、江戸の火消新庄藩「ぼろ鳶組」。源吾と星十郎と武蔵の精鋭3名が京都に向かうことになった。 3人が京に入ってからも、妖怪「火車」の仕業とされる死体が発火するという怪現象の解明は難航し、さらに異常な現象も起こり始める。はたまた京火消の上役、所持代が一橋派であることから、京火消の協力が得られず、またもや大ピンチに。源吾たちは、京を脅かす怪異から、人々の日々の暮らしを守ることができるのか!?ハラハラの展開にやっぱり読むのを止められない面白さ。 前回の大喧嘩から一転、今度はどこか奥ゆかしい落ち着いた雰囲気で話が進む。これもまたよいのだけど、今回の精鋭メンバー、ぼろ鳶の中でも、落ち着いた方なので、はちゃめちゃにはならんだろうということで、この雰囲気づくりのためもあったのかな。 今回は我らが深雪様はじめ、ぼろ鳶の騒がしい方の面々が出てこないので少し寂しいw とはいえ、京都の人も決して大人しくない。魅力たっぷりの人物が続々。自分のお気に入りは、大丸の大旦那、彦右衛門さん。京弁も柔らかでスマートな雰囲気。それでいて、源吾を励ます様は熱い。こんなふうに、生きられたらいいなあって憧れる。心から羨ましい。佛光寺の清峰さんもスマートでいい。彼らには今後も活躍してほしい。そして、淀藩の稲葉様、火消の弾馬を誘う場面はとても清々しい。 このシリーズは、本当に、こんなふうに自分の意思、矜持を貫きたいと思う人がわんさか出てくる。 だから前向きだし、励まされるので、やっぱり好きだなあ。 ただし、このお話で1番かっこいいのは、「鬼の平蔵」長谷川宣雄様。 長谷川様は、悪、人の営みを虐げるものを憎む心と同時に、人を信じる心を持つことが大事との信念がある。それを変わってしまった息子銕三郎に伝えたかったが、これは実は、子供の頃の銕三郎が言ったことから得られたものであり、クライマックスでの「銕三郎、お主の言ったとおりであった」で再度分かり合えた親子の姿、そして、ラストでその昔の場面につながった時、とても心を揺さぶられた。 衝撃のクライマックスからラストにかけて、いい言葉、いい情景が何回も出てきて、何度も電車の中で泣きそうになった。 難儀であることだw 今回、さらにまた厄介な敵役も現れ、怪しく恐ろしい人物も現れた。この先も気が抜けない話が続きそうで、次の源吾たちの活躍を期待してやまない。

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2025/10/04

ぼろ鳶シリーズの4作目。 前作から少々空いた形ですが、ようやく手にしました。 江戸から京へ。 平蔵からの依頼、突然遺体から火が放たれる怪事件。それを解決すべく、源吾・武蔵・星十郎たちが事件を解決すべく翻弄する物語。 突然火を吹くなんてどうやって?と模索しながらも読み進めていき、...

ぼろ鳶シリーズの4作目。 前作から少々空いた形ですが、ようやく手にしました。 江戸から京へ。 平蔵からの依頼、突然遺体から火が放たれる怪事件。それを解決すべく、源吾・武蔵・星十郎たちが事件を解決すべく翻弄する物語。 突然火を吹くなんてどうやって?と模索しながらも読み進めていき、星十郎の智嚢に頭が下がる思い…。 物語は『命』や『愛』に関わることが深かったと思う。平蔵と銕三郎、そして水穂と嘉兵衛。大切な人を守るために行動を起こしたことには間違いはなく、ただ善か悪か、その時に受けた状況次第では心理的な部分も変わっていくのだろうと、彼らの心の動きを感じていた。 もちろん源吾と深雪も同様で。深雪は源吾をバックアップする良い嫁だな…と。 かなり個性的なキャラクターが集うシリーズなので、読み応えがあり、改めて時代小説の面白さを噛み締めてます。 次回作はどんな事件が起きるのだろうか…。

Posted by ブクログ