商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 書肆侃侃房 |
発売年月日 | 2018/01/23 |
JAN | 9784863853003 |
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短歌タイムカプセル
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
(2023/11/15読了とする) 正しくは、全て読んでいない。 まことさんの感想を拝見し気になった本。 図書館で貸し出し中だったので、編者の一人である東さんの「短歌の詰め合わせ」を先に読んでいる。 歌人103人(数え間違いがなければ)がそれぞれに自選で(亡くなられてる場合は編者...
(2023/11/15読了とする) 正しくは、全て読んでいない。 まことさんの感想を拝見し気になった本。 図書館で貸し出し中だったので、編者の一人である東さんの「短歌の詰め合わせ」を先に読んでいる。 歌人103人(数え間違いがなければ)がそれぞれに自選で(亡くなられてる場合は編者が)二十首、そのうちの一首を編者が鑑賞文として掘り下げている。 情報量が多すぎて、図書館で借りて読むには時間がかかりすぎる。私の読み方=一度目を通して、二度目に情景を浮かべながら=も、時間を費やす理由なんだけども。 ゆっくりじっくり読むには購入して…なんだけど、できれば好きな歌人のだけ読みたい。 好きな歌人を知るきっかけとしてこの本はぴったりなんだけど、借りて読むには…の堂々巡り。
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編者三人による千年後に残したい現代短歌アンソロジー。短歌の未来への願いが込められた一冊。歌人115人各20首も収録されています。 まことさんが仰っていた通り、好きな歌人を見つけるのに良い歌集でした。好きな歌がいっぱい見つかりました。短歌に興味がある人にほんとにお勧めですね。その日...
編者三人による千年後に残したい現代短歌アンソロジー。短歌の未来への願いが込められた一冊。歌人115人各20首も収録されています。 まことさんが仰っていた通り、好きな歌人を見つけるのに良い歌集でした。好きな歌がいっぱい見つかりました。短歌に興味がある人にほんとにお勧めですね。その日の気分でページを開いてみても素敵な出会いがあるかもしれません。俵万智さんや杉崎恒夫さん、東直子さんなど、気になった歌人の歌集を少しずつ読んでいけたらなと思います。 今回、初めて図書館のリクエストカードでお願いしてみて、県立図書館から相借してくださり読むことができました。こんなに便利でありがたいシステムがあったんですね。これからも活用していきたいです。 まことさん、今回も素晴らしい作品を教えてくださりありがとうございました!! 気になる歌をメモしていったら軽く50首は超えてしまったので、得に気に入った歌を挙げます。 街路樹の木の葉ふるときソラシドレ鳥刺の笛がきこえませんか 杉﨑恒夫 てのひらの骨のやうなる二分音符夜ごと春めくかぜが鳴らせり 永井陽子 カメレオンと樹の関係を想う午後ひとりのからだやさしくなりぬ 早川志織 ハーブティーにハーブ煮えつつ春の夜の嘘つきはどらえもんのはじまり 穂村弘 バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ生まれてバンザイ 俵万智 みかん一つに言葉こんなにあふれおり かわ・たね・あまい・しる・いいにおい 俵万智 てのひらにてのひらをおくほつほつと小さなほのおともれば眠る指さして 東直子 四歳をぐぐつと抱けば背骨あり 死にたくないな君が死ぬまで 大松達知 立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ 木下龍也 ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた 山田航 とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ 雪舟えま
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2016年の秋、編者3人(東直子さん、佐藤弓生さん、千葉聡さん)が集まり「一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめよう」と話し合い編まれたアンソロジーだそうです。 一人の歌人につき二十首ずつ載っています。 古くは葛原妙子、塚本邦雄、寺山修司から現在活躍中の穂...
2016年の秋、編者3人(東直子さん、佐藤弓生さん、千葉聡さん)が集まり「一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめよう」と話し合い編まれたアンソロジーだそうです。 一人の歌人につき二十首ずつ載っています。 古くは葛原妙子、塚本邦雄、寺山修司から現在活躍中の穂村弘さん俵万智さんはもちろん、80年代生まれの大森静佳さんまで115人の短歌が載っています。 あとがきで高校教師でいらっしゃる千葉聡さんが、多くの歌集は高価で一般の書店に置かれていないので、生徒たちの小遣いで買える短歌の本をつくりたかったとおっしゃられています。 その願いがこの本で叶えられたそうです。 確かにこの本は245ページに115人×20首で、短歌のシャワーを浴びたような気持ちになりました。 読むのに足掛け4日かかりました。 好きな歌人を見つけるのによい歌集だと思います。 他の歌集などでも読んで知っていた方ですが、大松達知(たつはる)さん、加藤千恵さん、雪舟えまさんは好きでした。そしておなじみ俵万智さん、笹井宏之さん、杉崎恒夫さんはやっぱり好きでした。 以下に気になった歌を載せます。 ○息を吞むほど夕焼けでその日から誰も電話に出なくなりたり 石川美南 ○眠りゐる麒麟の夢はその首の高みにあらむあけぼのの月 大塚寅彦 ○かへりみちひとりラーメン食ふことをたのしみとして君とわかれき 大松達知 ○われの生まれる前のひかりが雪に差す七つの冬が君にはありき 大森静佳 ○そんなわけないけどあたし自分だけはずっと16だと思ってた 加藤千恵 ○つつじには功労賞をあげようと二人で決めたはるかなる午後 北川草子 ○退屈をかくも素直に愛しゐし日々は還らず さよなら京都 栗木京子 ○一斉に都庁のガラス砕け散れ、つまりその、あれだ、天使の羽根が舞ふイメージで 黒瀬珂らん ○雪に傘、あはれむやみにあかるくて生きて負ふ苦をわれはうたがふ 小池光 ○牛乳のあふれるような春の日に天に吸われる桜のおしべ 小島なお ○修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ 笹 公人 ○ここはくにざかひなので午下がりには影のないひとも通ります 笹原玉子 ○さくらさくらいつまで待っても来ぬひとと 死んだひととはおなじさ桜! 林あまり ○花びらは破れやすかりひらがなの名をもつ友のみんなやさしく 松村由利子 ○野ばらには野ばらの言ひ分 わたくしは膝をかかへてねむったままだ 山崎郁子 ○とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ 雪舟えま
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