短歌タイムカプセル の商品レビュー
(2023/11/15読了とする) 正しくは、全て読んでいない。 まことさんの感想を拝見し気になった本。 図書館で貸し出し中だったので、編者の一人である東さんの「短歌の詰め合わせ」を先に読んでいる。 歌人103人(数え間違いがなければ)がそれぞれに自選で(亡くなられてる場合は編者...
(2023/11/15読了とする) 正しくは、全て読んでいない。 まことさんの感想を拝見し気になった本。 図書館で貸し出し中だったので、編者の一人である東さんの「短歌の詰め合わせ」を先に読んでいる。 歌人103人(数え間違いがなければ)がそれぞれに自選で(亡くなられてる場合は編者が)二十首、そのうちの一首を編者が鑑賞文として掘り下げている。 情報量が多すぎて、図書館で借りて読むには時間がかかりすぎる。私の読み方=一度目を通して、二度目に情景を浮かべながら=も、時間を費やす理由なんだけども。 ゆっくりじっくり読むには購入して…なんだけど、できれば好きな歌人のだけ読みたい。 好きな歌人を知るきっかけとしてこの本はぴったりなんだけど、借りて読むには…の堂々巡り。
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編者三人による千年後に残したい現代短歌アンソロジー。短歌の未来への願いが込められた一冊。歌人115人各20首も収録されています。 まことさんが仰っていた通り、好きな歌人を見つけるのに良い歌集でした。好きな歌がいっぱい見つかりました。短歌に興味がある人にほんとにお勧めですね。その日...
編者三人による千年後に残したい現代短歌アンソロジー。短歌の未来への願いが込められた一冊。歌人115人各20首も収録されています。 まことさんが仰っていた通り、好きな歌人を見つけるのに良い歌集でした。好きな歌がいっぱい見つかりました。短歌に興味がある人にほんとにお勧めですね。その日の気分でページを開いてみても素敵な出会いがあるかもしれません。俵万智さんや杉崎恒夫さん、東直子さんなど、気になった歌人の歌集を少しずつ読んでいけたらなと思います。 今回、初めて図書館のリクエストカードでお願いしてみて、県立図書館から相借してくださり読むことができました。こんなに便利でありがたいシステムがあったんですね。これからも活用していきたいです。 まことさん、今回も素晴らしい作品を教えてくださりありがとうございました!! 気になる歌をメモしていったら軽く50首は超えてしまったので、得に気に入った歌を挙げます。 街路樹の木の葉ふるときソラシドレ鳥刺の笛がきこえませんか 杉﨑恒夫 てのひらの骨のやうなる二分音符夜ごと春めくかぜが鳴らせり 永井陽子 カメレオンと樹の関係を想う午後ひとりのからだやさしくなりぬ 早川志織 ハーブティーにハーブ煮えつつ春の夜の嘘つきはどらえもんのはじまり 穂村弘 バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ生まれてバンザイ 俵万智 みかん一つに言葉こんなにあふれおり かわ・たね・あまい・しる・いいにおい 俵万智 てのひらにてのひらをおくほつほつと小さなほのおともれば眠る指さして 東直子 四歳をぐぐつと抱けば背骨あり 死にたくないな君が死ぬまで 大松達知 立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ 木下龍也 ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた 山田航 とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ 雪舟えま
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2016年の秋、編者3人(東直子さん、佐藤弓生さん、千葉聡さん)が集まり「一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめよう」と話し合い編まれたアンソロジーだそうです。 一人の歌人につき二十首ずつ載っています。 古くは葛原妙子、塚本邦雄、寺山修司から現在活躍中の穂...
2016年の秋、編者3人(東直子さん、佐藤弓生さん、千葉聡さん)が集まり「一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめよう」と話し合い編まれたアンソロジーだそうです。 一人の歌人につき二十首ずつ載っています。 古くは葛原妙子、塚本邦雄、寺山修司から現在活躍中の穂村弘さん俵万智さんはもちろん、80年代生まれの大森静佳さんまで115人の短歌が載っています。 あとがきで高校教師でいらっしゃる千葉聡さんが、多くの歌集は高価で一般の書店に置かれていないので、生徒たちの小遣いで買える短歌の本をつくりたかったとおっしゃられています。 その願いがこの本で叶えられたそうです。 確かにこの本は245ページに115人×20首で、短歌のシャワーを浴びたような気持ちになりました。 読むのに足掛け4日かかりました。 好きな歌人を見つけるのによい歌集だと思います。 他の歌集などでも読んで知っていた方ですが、大松達知(たつはる)さん、加藤千恵さん、雪舟えまさんは好きでした。そしておなじみ俵万智さん、笹井宏之さん、杉崎恒夫さんはやっぱり好きでした。 以下に気になった歌を載せます。 ○息を吞むほど夕焼けでその日から誰も電話に出なくなりたり 石川美南 ○眠りゐる麒麟の夢はその首の高みにあらむあけぼのの月 大塚寅彦 ○かへりみちひとりラーメン食ふことをたのしみとして君とわかれき 大松達知 ○われの生まれる前のひかりが雪に差す七つの冬が君にはありき 大森静佳 ○そんなわけないけどあたし自分だけはずっと16だと思ってた 加藤千恵 ○つつじには功労賞をあげようと二人で決めたはるかなる午後 北川草子 ○退屈をかくも素直に愛しゐし日々は還らず さよなら京都 栗木京子 ○一斉に都庁のガラス砕け散れ、つまりその、あれだ、天使の羽根が舞ふイメージで 黒瀬珂らん ○雪に傘、あはれむやみにあかるくて生きて負ふ苦をわれはうたがふ 小池光 ○牛乳のあふれるような春の日に天に吸われる桜のおしべ 小島なお ○修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ 笹 公人 ○ここはくにざかひなので午下がりには影のないひとも通ります 笹原玉子 ○さくらさくらいつまで待っても来ぬひとと 死んだひととはおなじさ桜! 林あまり ○花びらは破れやすかりひらがなの名をもつ友のみんなやさしく 松村由利子 ○野ばらには野ばらの言ひ分 わたくしは膝をかかへてねむったままだ 山崎郁子 ○とても私。きましたここへ。とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ 雪舟えま
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笹井宏之とかフラワーしげる先生とか、雪舟えま先生とか ああ、この言語センスとおかしみは敵わねえなってシンプルに卒倒させてもらえる歌人に出会える瞬間が好きだ 田丸まひる先生の短歌もいいなあ そういう発見ができるのも嬉しいから短歌アンソロジーは定期的に手に取りたくなる
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短歌のアンソロジー(異なる作者による作品を集めたもの)だ。吉川「三国志」の登場人物の数(839人)ほどではないが、115人もの歌人の短歌が掲載されている。好きな歌人を見つけるのに最適だ。
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昔から今までの主要な歌人の短歌が20作品くらいずつ載っている。自分の好みの作家を見つけるのに良い本。
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本書は、一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめるというコンセプトのもと、戦後から2015年までの間に歌集を刊行した歌人の中から、編者3人(東直子、佐藤弓生、千葉聡)が115人、各20首を選んだものである。(収録歌は2016年以降のものも含む) 東直子(196...
本書は、一千年後に残したいと思う現代短歌を一冊のアンソロジーにまとめるというコンセプトのもと、戦後から2015年までの間に歌集を刊行した歌人の中から、編者3人(東直子、佐藤弓生、千葉聡)が115人、各20首を選んだものである。(収録歌は2016年以降のものも含む) 東直子(1963年~)氏は、広島県生まれ、神戸女学院大学家政学部卒の歌人、小説家、脚本家。歌壇賞(1996年)受賞。「かばん」会員。 佐藤弓生(1964年~)氏は、石川県生まれ、関西学院大学社会学部卒の歌人、翻訳家。角川短歌賞(2001年)受賞。「かばん」会員。 千葉聡(1968年~)氏は、神奈川県生まれ、東京学芸大学教育学部卒の歌人、公立高校国語科教諭。「かばん」会員。 私は50代の会社員で、最近短歌に興味を持ち始め、俵万智、穂村弘、東直子、木下龍也等の歌集や短歌入門書を読み、半年ほど前から新聞短歌に投稿している(最近ぽつぽつ採用もされるようになった)。 現在新刊で入手しやすい現代短歌のアンソロジーとしては、2018年出版の本書のほかに、山田航の『桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表』(2015年出版)、瀬戸夏子の『はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル』(2021年出版)などがあり、私は3冊とも入手しているが、それぞれ以下のような特徴がある。 ◆本書・・・戦後~2015年の間に歌集を刊行した歌人。115人。各20首。各歌人の代表歌1首に鑑賞文が付いている。戦後以降のため、岡井隆、葛原妙子、塚本邦雄、寺山修司、馬場あき子なども含まれる。 ◆『桜前線開架宣言』・・・1970年代以降に生まれた歌人。40人。各56首。各歌人についての評論が充実。 ◆『はつなつみずうみ分光器』・・・2000~20年の間に刊行された歌集。55冊(55人)。各20首。20年の短歌界の流れを踏まえた、各歌人の代表歌数首の解説が充実。60年代生まれの穂村弘、東直子、枡野浩一、吉川宏志など含む(俵万智は入っていない)。 とにかく多くの歌人の歌に触れたいなら本書、若手中心に幅広い歌とそれぞれの位置付け・作風などを知りたいなら『桜前線』、短歌界の流れや、60年代生まれ辺りまでカバーしたいなら『はつなつ』といったところか。。。 個人的には、全くの初心者なので、後者2冊の評論・解説が、自ら作歌する上でもとても重宝しているが、本書についても、自分より前の世代を含めて、現代短歌の代表的歌人の歌がまとめて読める価値は大きい。 (2021年12月了)
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近現代短歌のアンソロジー。東直子さん、佐藤弓生さん、千葉聡さんの選により、これまで知らなかった作者や歌に出会った。
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短歌入門教室の先生が教えてくれた本。 あいうえお順に世代性別関係なしのアンソロジー。 好きな歌人も知らなかった歌人もまとめて読めてとてもお得。 気に入った歌を付箋貼ったら付箋だらけになってしまった。 何度も読み返して味わう素敵な時間になりそう。
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こういうアンソロジーはいいね 短歌集高いし、敷居が高いんだよね 教科書で知ってちょっといいなと思っても 入門書を開いたら文語か口語を選べ文語が基本だ WEBを見たらネット短歌はだめだとかやなんとか 今橋愛さん、中澤系さん、加藤千恵さんも収録されているともっとよかったけどそれはま...
こういうアンソロジーはいいね 短歌集高いし、敷居が高いんだよね 教科書で知ってちょっといいなと思っても 入門書を開いたら文語か口語を選べ文語が基本だ WEBを見たらネット短歌はだめだとかやなんとか 今橋愛さん、中澤系さん、加藤千恵さんも収録されているともっとよかったけどそれはまた別のお話
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