商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/01/25 |
JAN | 9784041062647 |
- 書籍
- 文庫
二人道成寺
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二人道成寺
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
読み心地すっきりさっぱり 梨園が舞台ではあるものの、そこまで深入りする話でもなくライトなミステリー さらっと気分を変えるには良い小説
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋。恋の話。好きになりすぎると苦しい。相手が絶対に自分を好きにならないとわかっているからこそ苦しい。 美咲は、実を利用して、想いを伝えようとしていたのかな、それとも実の「好き」が自分より強い気がしてしまったのかな、揺るぎないような。恋じゃないからっていうのがあったのかも知れないけども。 歌舞伎なのがまた、切なさが出ていたのかも。 誰の好きもつながらないのがずっと切ない。悲しい。
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梨園の事件を扱う今泉文吾シリーズの一つ。今回の元ネタは「摂州合邦辻」。迂生は古典芸能は詳しくないので、少し呆れたくらい、えげつない話である。これをモチーフに梨園の御曹司の、若い妻が狂恋した相手は誰かが、物語的な謎となる。ミステリ的には、彼女を意識不明にした火事はほんとうに事故だっ...
梨園の事件を扱う今泉文吾シリーズの一つ。今回の元ネタは「摂州合邦辻」。迂生は古典芸能は詳しくないので、少し呆れたくらい、えげつない話である。これをモチーフに梨園の御曹司の、若い妻が狂恋した相手は誰かが、物語的な謎となる。ミステリ的には、彼女を意識不明にした火事はほんとうに事故だったのか? になるだろうけども。ただ、そっちの方向からのみで評価をされると、正直辛い。ロジックもトリックもない話なのでね。だからミステリとしての評価を離れて、真相の切なさに共感できる人向き。
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