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世界の終わりの天文台 創元海外SF叢書14
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世界の終わりの天文台 創元海外SF叢書14

リリー・ブルックス・ダルトン(著者), 佐田千織(訳者)

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世界の終わりの天文台 創元海外SF叢書14

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/01/12
JAN 9784488014636

世界の終わりの天文台

¥2,420

商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2026/02/03

どうやら、人類は滅亡するらしい。 最後の撤収便に乗らず、北極圏の天文台に残ることを選んだ孤独な老学者オーガスティンは、取り残された見知らぬ幼い少女アイリスとふたりきりの奇妙な同居生活を始める。  帰還途中だった木星探査船の乗組員サリーは、地球からの通信が途絶えて不安に駆られなが...

どうやら、人類は滅亡するらしい。 最後の撤収便に乗らず、北極圏の天文台に残ることを選んだ孤独な老学者オーガスティンは、取り残された見知らぬ幼い少女アイリスとふたりきりの奇妙な同居生活を始める。  帰還途中だった木星探査船の乗組員サリーは、地球からの通信が途絶えて不安に駆られながらも、仲間たちと航行を続ける。  二人のパートが並行して描かれる。SF読みならよくやりたくなるのは、この二人の時制が同じか否かという推理。オーガスティンが聞いた「戦争」が、サリーたちの通信途絶と関係あるのか?二人の関係は?しかし本作はこれらの問いの他のいかにもSF的な謎「なぜ地球は滅びたのか」「地球に何が起こったのか」を追及することなく進む。「SFらしからぬ」という感想を抱く読者もいるのでは。  代わりに注力したのは二人の人生、人間ドラマだ。終わりを迎える今になって、人間が思い出すのはこれまでのこと、そしておそらく残り少ないこれから先をどう生きるかということだ。奇しくも家族よりも宇宙を選んできた二人は、最期を意識したからこそ、これまでとは違う視点で人生を考える。  個々のドラマが中心なので、“地球の終わり”にありがちなパニックシーン、モブシーンがない。そのため、終わりが来るというのに、静かに、静かに時が過ぎてゆく。これほど穏やかなディストピア小説も珍しい。

Posted by ブクログ

2025/05/13

白い極地で闇の宇宙で何もかもを喪った先に、現れたそれは結局己が捨ててきたものの幻影であり過程であり結果だったのかしら。 SFディストピアの体を装いながら、究極全てを喪ったときに人は何を思うのか…という細かい心情が切々と紡がれていた。 結局、人類はどうなったのか?などそこで生き...

白い極地で闇の宇宙で何もかもを喪った先に、現れたそれは結局己が捨ててきたものの幻影であり過程であり結果だったのかしら。 SFディストピアの体を装いながら、究極全てを喪ったときに人は何を思うのか…という細かい心情が切々と紡がれていた。 結局、人類はどうなったのか?などそこで生きている生物(ヒトも含めて)にとってはどうでもいいことなのだろう。

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2023/06/17

てっきりハードSFだと思い込んで読み初めたのだけれど、違っていた。心象風景の描写は丁寧だが、結局のところ状況については何一つ明らかになるものはなく、また、端から明らかにしようとするつもりもなかったに違いない。いろいろと皆が情緒的すぎてつらい。解決しない疑問符が取り残されて消化でき...

てっきりハードSFだと思い込んで読み初めたのだけれど、違っていた。心象風景の描写は丁寧だが、結局のところ状況については何一つ明らかになるものはなく、また、端から明らかにしようとするつもりもなかったに違いない。いろいろと皆が情緒的すぎてつらい。解決しない疑問符が取り残されて消化できない。そしてアイリスの存在とはいったい。

Posted by ブクログ