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壊れた自転車でぼくはゆく 朝日文庫
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壊れた自転車でぼくはゆく 朝日文庫

市川拓司(著者)

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壊れた自転車でぼくはゆく 朝日文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2018/01/04
JAN 9784022648723

壊れた自転車でぼくはゆく

¥726

商品レビュー

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2025/09/19

田舎のアトリエで一人暮らしている祖父が、ある日急にいなくなった。数日帰らないという書き置きを残していたが、病院から事故で入院したということで、病院に元彼女と向かった。そこで祖父は、早くに亡くなった祖母との出会いから、結婚に至るまでの話を話し始める。一体祖父は、数日をかけてどこに向...

田舎のアトリエで一人暮らしている祖父が、ある日急にいなくなった。数日帰らないという書き置きを残していたが、病院から事故で入院したということで、病院に元彼女と向かった。そこで祖父は、早くに亡くなった祖母との出会いから、結婚に至るまでの話を話し始める。一体祖父は、数日をかけてどこに向かおうとしていたのか。 タイトルから、若者が自転車で旅をする話かと思いきや、9割が祖父の思い出話という主人公が必要あるんか?という話。 祖父の話は、ドラマティックでは有るものの、話自体に意外な展開もなくストレートに進む。それはそれで良いのだが、どうしても語るという現実に戻すプロセスを挟むため、どうにものめりこめない。 また、全体に話を始める前に「医師からの手紙が」「2日後に亡くなった」と先に書いてしまうので、そういう事が起こるのだなとわかって読まなければならない。そこをさらに深読みして、時間が戻ったか?と錯覚してしまう。 とにかく、意外な展開もなければ特段ドラマティックな話もない。文章も同じようなことを繰り返しているというもので、2行に1行読めば良いレベルで、だったら祖父視点で最初からドラマティックを目指したほうが良かったんじゃないのかな。 最後は祖父なんだか自分なんだか、主語を削ったりして更にぼんやりした詩的な話になり、その部分は必要だったのだろうか?という疑問しか残らなかった。 なんというか、毒にも薬にもならないという言葉が浮かぶ一冊である。

Posted by ブクログ

2024/02/13

安心安定の市川拓司でした。 優しい世界を描かせたら、右に出る者なしと断言できる。 そんな素敵なお話でした。 今作も特段な設定ではない。祖父を軸に孫とその彼女。祖父の昔話を二人に語っている。 大雑把に説明すればこれだけなのだが、そこは流石の市川ワールド。 “純”で“一途”で...

安心安定の市川拓司でした。 優しい世界を描かせたら、右に出る者なしと断言できる。 そんな素敵なお話でした。 今作も特段な設定ではない。祖父を軸に孫とその彼女。祖父の昔話を二人に語っている。 大雑把に説明すればこれだけなのだが、そこは流石の市川ワールド。 “純”で“一途”で“温かい”。 読みやすい表現が、さながら絵本を読み聞かせる母親を彷彿させる感じがしました。 筆者夫婦も寛太と真利子と良く似ている。むしろ夫婦をモデルとし、寛太と真利子が居る。 筆者のエッセイを読んだとき、そんなふうに書いてあったと思います。 変わり者の旦那と、それを見過ごせない思いやりの奥さん。 ちゃんとバランスがとれてるんだよなぁ…。 だからこんなにも優しい世界が描ける…。 特に気に入ったところに、P72「ほんと、あなたたちってユニークね。どれもこれも、少しひととずれてるの」とある。 これは作品中では寛太と真を指すが、筆者も右ならえらしい。筆者の奥さんならきっとそう言うだろう。 P180からP185にかけての、真と麻美のキスシーンも市川ワールドならではの描き方。純愛そのものを透き通る様に綺麗に、そして温かく表現している。他の作品にも見られるが、やはり市川拓司の世界は愛おしいぐらい優しく書き綴っている。 最後にP206の「不器用な者たちだけが愛に身を殉じていくんだ」とある。 この一文は市川ワールドにおける真骨頂でもあるだろう。 少しずれていても構わない、共に歩むことが大事、如何なる時も寄り添う、筆者の根底にはこんな要素が含まれている。 だから読者は納得します。 貴方がた夫婦がそうなのだから…。 久々の市川拓司、優しい世界は盤石でした。 素敵なお話を、ありがとうございました。

Posted by ブクログ

2024/01/04
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寛太 真の祖父。 真利子 真の祖母。 大沢真 野川麻美 真の彼女。高校三年のときのクラスメート。 真の父 優治。フリーのイラストレーター。 槻川啓司 寛太と同じ中学。同じ絵画教室に通っていた。代々医者の家系。 江美子 寛太と同じ中学。同じ絵画教室に通っていた。 水樹 啓司の看護をしている。

Posted by ブクログ