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欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング 集英社新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2017/12/15 |
| JAN | 9784087210118 |
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欲望する「ことば」
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商品レビュー
3.9
23件のお客様レビュー
同僚のおすすめで、本書を借りてみた。本書は、マーケティングに関わるビジネスマンの方(嶋氏)と大学教授の方(松井氏)が共同で執筆されたものである。生まれたときには辞書に載っていないのに、社会的に広く知られるようになって普通に使われ、見聞きするような言葉を「社会記号」と名付け、論じ...
同僚のおすすめで、本書を借りてみた。本書は、マーケティングに関わるビジネスマンの方(嶋氏)と大学教授の方(松井氏)が共同で執筆されたものである。生まれたときには辞書に載っていないのに、社会的に広く知られるようになって普通に使われ、見聞きするような言葉を「社会記号」と名付け、論じられている。社会が変化していこうとする矛先を言語化したものが社会記号であり、マーケティングに活用され、多くの社会記号が生まれているのだと思う。流行に敏感なほうではないため、どのように流行りともいえる社会記号が生み出されていくのか、興味深く読むことができた。 【目次】 はじめに 社会記号が世の中を動かす 第1章 ハリトシス・加齢臭・癒し・女子-社会記号の持つ力 第2章 いかに社会記号は発見されるか-ことばと欲望の考察 第3章 ことばが私たちの現実をつくる-社会記号の機能と種類 第4章 メディアが社会記号とブランドを結びつける-PRの現場から 第5章 なぜ人は社会記号を求めるのか-その社会的要請 第6章 対談 誰が社会記号をつくるのか おわりに 社会記号をクリティカルに捉える消費者になるには?
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1789942516776620512?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「加齢臭」という言葉があります。この言葉が広がる前から、中高年男性には若い人にはない独特の体臭はありました。 むかしからあったにもかかわらず、それはとくに明確に意識されてはいませんでしたが、「加齢臭」という言葉が広がることで気に病む人が増えるようになりました。 多くの人々の間で課題として共有されるようになり、社会学では「フレーミング」と呼んでいます。 この”病気”を命名したのは資生堂で、同社の製品開発センターが中高年特有の臭いが気になりだしたことがきっかけです。 分析の結果、「ノネナール」という物質が原因であることを突きとめます。それが「加齢臭」であると新聞記事になったことで、一躍知られるようになりました。 フレーミングでは、ことばが重要な役割をはたしていことが分かり本書で嶋さんが提唱する「社会記号」とは、正に世の中にあるさまざまな問題をフレーミングする事です。 https://takamyu.com/book/words-to-desire/
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