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欲望する「ことば」 の商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2024/05/13

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1789942516776620512?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2023/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「加齢臭」という言葉があります。この言葉が広がる前から、中高年男性には若い人にはない独特の体臭はありました。 むかしからあったにもかかわらず、それはとくに明確に意識されてはいませんでしたが、「加齢臭」という言葉が広がることで気に病む人が増えるようになりました。 多くの人々の間で課題として共有されるようになり、社会学では「フレーミング」と呼んでいます。 この”病気”を命名したのは資生堂で、同社の製品開発センターが中高年特有の臭いが気になりだしたことがきっかけです。 分析の結果、「ノネナール」という物質が原因であることを突きとめます。それが「加齢臭」であると新聞記事になったことで、一躍知られるようになりました。 フレーミングでは、ことばが重要な役割をはたしていことが分かり本書で嶋さんが提唱する「社会記号」とは、正に世の中にあるさまざまな問題をフレーミングする事です。 https://takamyu.com/book/words-to-desire/

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2023/04/28

「社会記号」に着目したマーケティングと消費者行動論に関する本。 本書を読むと、世の中にいかに社会記号が多いか、またこれら社会記号がマーケティングに活用されてきたかがよく分かる。 極端な話、いかに良い製品を作っても、それが社会記号として成り立たなければ、消費者が受け入れず売れな...

「社会記号」に着目したマーケティングと消費者行動論に関する本。 本書を読むと、世の中にいかに社会記号が多いか、またこれら社会記号がマーケティングに活用されてきたかがよく分かる。 極端な話、いかに良い製品を作っても、それが社会記号として成り立たなければ、消費者が受け入れず売れないのではないかとさえ思ってしまう。

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2023/03/31

議論もアイディアもテクスト読解もゆるいけれども,ひとが新たにつくりだす概念とひとの行為のとの結び付きにかんする洞察は重要なので,読者はここで紹介されてる具体的なケースやインタビューをよく咀嚼して上手くアイディアを拾いたい.実際の事例の紹介は上手だしとても面白いです.ハッキングなん...

議論もアイディアもテクスト読解もゆるいけれども,ひとが新たにつくりだす概念とひとの行為のとの結び付きにかんする洞察は重要なので,読者はここで紹介されてる具体的なケースやインタビューをよく咀嚼して上手くアイディアを拾いたい.実際の事例の紹介は上手だしとても面白いです.ハッキングなんかの読者にとっては,この本の中で提案されてる社会記号の8機能・4類型なんかももっと必然性のあるかたちで整理し直せば参考になるアイディアではあると思う.

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2022/07/30

潜在していた欲望を言い当て、新たな市場を作り出す言葉。 その鮮やかさに憧れもし、しかし絡めとられたくもないとも思う。

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2021/10/21

流行は人為的には作れないけれど、流行る確率を高めるコツはあるらしい。 日頃、「差別化」を意識しすぎている自分に気づいてしまった。 そうではなく、もっとど真ん中を狙った方が良いのかも。 前例のない言葉は広まりにくく、概念を上書きするような言葉は広まる。至言。

Posted byブクログ

2021/05/05

日々を楽しむための実用書に思う。 もちろんマーケティングに携わる人間にとって、分かりやすくすぐに仕事に活用できる参考書になるが、 ニュースやSNS、書籍や雑誌から得られる1つの言葉に当てはめることで、毎日が少し楽しく興味深くなる一冊。

Posted byブクログ

2021/03/29

この本が出てからもう3年以上経って、状況は変わってるし、本書に出てくるいくつかの流行言葉には嫌いなものもあったけど、社会記号の発生の仕方は純粋におもしろいし、ためにもなった。 わたしも最もクールな職業は「データサイエンティスト」ではないと思う。 データに基づいて作る記事って何...

この本が出てからもう3年以上経って、状況は変わってるし、本書に出てくるいくつかの流行言葉には嫌いなものもあったけど、社会記号の発生の仕方は純粋におもしろいし、ためにもなった。 わたしも最もクールな職業は「データサイエンティスト」ではないと思う。 データに基づいて作る記事って何にも面白くないんだよなあ。だってそんな予想ができる記事、誰が読みたいんですか?そうじゃなくて、「こういうテーマならきっとウケる!」ってパッとひらめいた記事を作るほうが比べものにならないくらい楽しいし、やりがいもある。 もちろんそれでウケない記事だってあるけど、でも全部がウケるだなんて思ってないし、けどたくさん数を打っていけばウケる記事は出てくるし、自分自身の経験値も上がっていって、よりひらめき力が上がる気がするんだよね。 完全に本の話ではなくなっちゃったけど、SEO意識のつまらん記事なんかより、わたしは楽しい記事が作りたいんだー!

Posted byブクログ

2021/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なるほどいつの間にか「社会記号」となっている「ことば」は確かにたくさんある。それを創り出すメディアの特性も語られており、結果としてそのことばと結びつくカテゴリーNO.1ブランドが出来ていくその理由も納得いくものだった。「社会記号」を企業単独の力で創り出すことは難しいが、しかし消費者の顕在化していない不満や違和感をシンプルに言語化する能力(センス?)は企業のマーケティングにおいて重要であることは再認識した。顕在化とは言っても、世の中には少しずつ生まれてきているものに気が付けるかどうか?が大事である。それが一時的なものか、定着する本質的なものかを嗅ぎ分けるセンスをもつことが重要。それはネットや本などの資料やデータだけではたどり着けるものでなく、観察や話を聞くこと、n=1からどこまで洞察できるかにかかっている。今のような在宅勤務が続く生活の中で、どうやってインサイトを嗅ぎつけるか、これは課題である。 それにしても社会記号となるのはことばに限らない。たとえば最近のおしゃれなメガネのフレームといえば丸いデザインのものが多い。あれはいつどこから始まったのだろうか?そこにはどんな不満や違和感があったのか?

Posted byブクログ

2020/04/14

社会記号、面白い。 世の中に広がっていく言葉は、社会的に需要がある言葉。言葉を通じて、理解されるようになる事象。 世の中の違和感に気づき、言葉にできるようになりたい。

Posted byブクログ