商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2017/11/15 |
JAN | 9784396635336 |
- 書籍
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銀杏手ならい
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銀杏手ならい
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
子供ができず離縁され実家に帰り、父親の代わりに手習所の塾長を継ぐことになった萌。ある日、塾の前に赤子が置き去りにされているのを発見。自身も捨て子であったことや子宝に恵まれなかったこともあり、情が捨てられず養子にする決心をします。母や近所の人たちに助けられながら親として先生として成...
子供ができず離縁され実家に帰り、父親の代わりに手習所の塾長を継ぐことになった萌。ある日、塾の前に赤子が置き去りにされているのを発見。自身も捨て子であったことや子宝に恵まれなかったこともあり、情が捨てられず養子にする決心をします。母や近所の人たちに助けられながら親として先生として成長していくというお話です。 萌や筆子たち、赤子の美弥の成長ぶりが季節の移ろいと共に描かれています。手習所にある銀杏の木がそれを見守り、時に金色の扇のように祝福しているのが素敵です。 萌が子供の個性に寄り添いながら導いていきます。昔も多動とかギフテッドとか概念や定義はないけど色々あったのだろうということが伺えます。「こどもも親の不遇をかこつことになる」親の家業を継ぐのがあたりまえだった時代、自分の特性を押し殺して大人になった子供もたくさんいたんだろうなぁ。
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親子の絆は血ではなく情をテーマに主人公の成長を描いた物語。確かに情は絆を作るのに大切だとは感じるものの、血のつながりとかない人にそこまでの情をかけれるのはなかなか大変だなぁと思う。情が大切とか血のつながりが大切とかではなくて本質的な何かがあるのかな…少し情について考え直したくなっ...
親子の絆は血ではなく情をテーマに主人公の成長を描いた物語。確かに情は絆を作るのに大切だとは感じるものの、血のつながりとかない人にそこまでの情をかけれるのはなかなか大変だなぁと思う。情が大切とか血のつながりが大切とかではなくて本質的な何かがあるのかな…少し情について考え直したくなった本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
親と子を繋ぐのは血ではなく情。 子を慈しむ情こそが、その年月こそが本当の絆。 それは江戸の手習所の師匠と筆子(生徒)もまた同じ。 筆子たちが自分の人生を生きていく上で必要な知恵を身につけるため、叱咤しながらも筆子一人一人に寄り添い導く。 もちろん武家の子も百姓の子も町人の子も等しく同じ。そこには身分の分け隔てなどない。 父の跡を継ぎ、実家の手習所・銀杏堂で筆子たちに読み書き算盤を教える萌の物語。 子供たちが一筋縄にはいかないのは、いつの世も同じ。 そんな子供たちと一緒に成長していく萌の姿に好感を持った。 西條さんの描く江戸の物語は人情に溢れていて安心して読める。 筆子たちや美弥のその後、のんべえの椎葉先生との関わりなど気になることが沢山あるのでまた続編が出るといいな。
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