商品レビュー
3.7
567件のお客様レビュー
宗教勧誘してくる奴なんて簡単に論破出来ると過信して乗り込むな、相手の方が一枚も二枚も上手で取り込まれてしまうから、という言説や実際のケースをまま聞く。連続殺人鬼との対話だなんて正にこんな感じで主人公は取り込まれちゃうんじゃないのと思いながら読み進めた。連続殺人鬼は一見していかにも...
宗教勧誘してくる奴なんて簡単に論破出来ると過信して乗り込むな、相手の方が一枚も二枚も上手で取り込まれてしまうから、という言説や実際のケースをまま聞く。連続殺人鬼との対話だなんて正にこんな感じで主人公は取り込まれちゃうんじゃないのと思いながら読み進めた。連続殺人鬼は一見していかにもヤバそうな雰囲気はないし、それどころか温和でカリスマ性すら放って見えて、徐々に傾倒していく主人公にそれ見たことかと思っていた。途中のミスリードにも引っかからなかった。なのに、最後に全部捲れると、あれもこれも、っていうかそんなところから、と想像以上の種明かしをされて驚き、傍観者だった筈の自分がいつの間にか冒頭で述べた「宗教団体に乗り込んで逆に取り込まれた奴」になっていたことに気付かされてぞっとした。本当に怖い。近づいたり少しのコンタクトも取っちゃ絶対にダメなやつだった。 虐待を受けた人間の話や異常なシリアルキラーの話など、自分が聞きかじった話はかなり描写されていて、作者が本作の執筆にあたってしっかり研究されたことがうかがわれた。 正直、「○○にいたる病」というタイトルはキャッチーだが、それ故に氾濫していてかえってチープさを感じていたのだが、読み終えてみるとテーマは確かに「死刑にいたる病」そのものであり、改題したというのも納得だった。
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櫛木さんの作品、2冊目です。 大学生筧井雅也は鬱屈とした毎日を過ごしている。 ある日、手紙が送られてきたが送り主は連続殺人鬼の死刑囚だった。 前回は依存症シリーズでグロすぎたので、ちょっと警戒しましたが今回は心理的恐怖が強かったです。 刑務所への訪問が増えるにつれ次第に性格が変...
櫛木さんの作品、2冊目です。 大学生筧井雅也は鬱屈とした毎日を過ごしている。 ある日、手紙が送られてきたが送り主は連続殺人鬼の死刑囚だった。 前回は依存症シリーズでグロすぎたので、ちょっと警戒しましたが今回は心理的恐怖が強かったです。 刑務所への訪問が増えるにつれ次第に性格が変わっていく雅也。途中、最後の結末が全く読めず、どんどん物語に引き込まれました。 微妙ですかロバートデニーロが出ていたエンゼルハートを思い出しました。 ラストもある意味、衝撃的でした。
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じっとりと湿度が高い良い意味で嫌な話。 羊たちの沈黙のレクター博士を彷彿とさせる犯人にだんだんと影響を受けてしまう単純な主人公と、それを塀の中から苦もなく成し遂げてしまう犯人の恐ろしさが、なんとも言えない感情になる。
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