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銀河の壺なおし 新訳版 ハヤカワ文庫SF
902円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2017/10/20 |
| JAN | 9784150121501 |
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銀河の壺なおし 新訳版
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
“父親は壺なおし(ポット・ヒーラー)だった。そして彼も、壺なおしを仕事にしている。”と、印象的な書き出しではじまる原題もそのままズバリ『Galactic Pot-Healer』。 映画スターウォーズ顔負けの多種多様な宇宙人がでてくる、彼独特の虚構世界を描いたSF小説でしたが、タイ...
“父親は壺なおし(ポット・ヒーラー)だった。そして彼も、壺なおしを仕事にしている。”と、印象的な書き出しではじまる原題もそのままズバリ『Galactic Pot-Healer』。 映画スターウォーズ顔負けの多種多様な宇宙人がでてくる、彼独特の虚構世界を描いたSF小説でしたが、タイトル同様にディック特有の笑える箇所も多くて読みやすい作品。ディック好きなら読んで損はないと思います。 あらすじ: 腕利きの陶器修復職人であるジョー・ファーンライトは、荒廃した管理社会と化した地球で7か月も仕事の依頼がない失業状態にありました。陶器はプラスチック製に取って代わられ、父から受け継いだ職人技を振うこともできず、妻には離婚され自ら命をたつことを考える毎日。救いは仲間とする、東京や神戸のコンピュータに接続して興じる言葉遊びのゲームでしたが、それすら虚しく感じ、将来に何の目的も希望も持てなくなってしまいました。 そんなある日、”壺なおし求む。謝礼保証”という仕事のオファーが届きます。メッセージの発信主は、シリウス星系のグリマングという謎の人物。依頼内容は、海底に水没した大聖堂の引き揚げに伴う遺物の修復でした。ジョーは半信半疑ながらも地球を離れ、シリウス星系に旅立ちます。そこでは、さまざまな種族や異なる技能を持つ宇宙人たちが招かれており、恋仲になったマリ・ヨヘスらと共に大聖堂の引き揚げに取り組みます……。 感想としては、笑える箇所が多々ありますが、9章がいいですね。失敗を恐れる集められた仲間たちを、グリマングが教え諭す場面や、他の恒星系の宇宙人が、ゲーテ『ファウスト』を論じている場面、江戸っ子言葉を喋る自律ロボットのウィリスの登場などがあり、これ以降で物語が本格的に動き出します。物語の終盤では、大聖堂引き揚げの成否より、ジョーが自分が自分であることの意味を知り、自らの再生への第一歩を踏み出していく様子がいいなと思いました。そのラストですが、恋仲になった女性の行動を含めて、仲間達の選択には「えっ?」となりましたが、さらに最後の一行には驚きましたね。宇宙一の壺なおしの鑑定眼から見ると当然の結末だと思いましたが、解説の旧訳サンリオ版との訳の違いに感心しました。新訳の方が正解でしょうね。 その解説では、アーシュラ・K・ル・グィンが気に入ってくれたとか、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアが、冒頭の書き出しから数ページ読んだところで、このままでは自分の原稿の締め切りに間に合わなくなると、自分宛に郵便物として出して手元から遠ざけた話しや、ロジャー・ゼラズニイがディック長篇ベスト3に数えていることなど書かれていて興味深かったです。 正誤(初版) P15の3行目およびP286の8行目 『陽はまた昇る』→『日はまた昇る』 ※ヘミングウェイの小説タイトル。”新潮も岩波も集英社も”日”ですし、何より同じ出版社のハヤカワepi文庫が”日”なので。 P106の1行目 まずまず現代的な都市の輪郭が ↓ まず現代的な都市の輪郭が
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「久々にディック作品でも読んでみよう」ということで、まだ手に取っていなかった本作をチョイス。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968年)と『ユービック』(1969年)の間に発表された、ディック黄金期の作品。 主人公のジョー・ファーンライトは、陶製の壺を修復することを生業...
「久々にディック作品でも読んでみよう」ということで、まだ手に取っていなかった本作をチョイス。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968年)と『ユービック』(1969年)の間に発表された、ディック黄金期の作品。 主人公のジョー・ファーンライトは、陶製の壺を修復することを生業とする職人だが、世の中はプラスチック製品が主流となり、依頼があるのは骨董品のみ。その骨董品もほとんど修復されてしまい、修復依頼は打ち止め状態。失業手当で食いつなぎ、言葉遊びの<ゲーム>に興じて無為な日々を過ごすことに嫌気が差すジョー。そんな彼の元に、グリマングと名乗るものから巨額のオファーが舞い込む。それは、プラウマンズ・プラネットの海底に沈んでいる大聖堂、ヘルズカラを引き揚げるというものであった―――。 「誰からも必要とされていない」という気持ちが募り、生きる意味を見出せなくなった男に舞い込む一大プロジェクト。同じプロジェクトに参加する、様々な星系の人々(人外有)と出会い、超常的なイベントに見舞われながら「自分のやるべきこと」に挑み、自身の存在意義を見出していく。自分の役割を果たしたその先にあるものとは―――。 物語を締め括る最後の一文が、なんとも哀しい・・・。
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SF。 ディックはけっこう苦手で、長編を読むのは初めて。 個人的なディックに対するイメージと違って、意外とユニークでコミカルな作品。 シュールな雰囲気とコミカルな雰囲気が混在し、独特の読み心地。 訳者あとがきにもある通り、ラスト一行が色々と解釈出来て、読後感まで不思議な感じ。
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