僕とおじさんの朝ごはん 中公文庫

桂望実(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2017/10/20
• JAN: 9784122064744

商品レビュー

2024/08/06

題名からもっと軽い話と思ってました。

持病のある僕と知り合って、おじさんが真摯に料理に向かうようになってから、読んでよかったと感じました。

死について考えることは、同時に生についても考えることになりますね。
今の自分のあり方を考える、よいきっかけとなりました。

2024/02/19

出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事しているだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人の思い出の山に1人でも行くとか未だに自分を責めるとか死からガラッと生き方変わる、それを忘れない潔さ。途中でぼくが秀樹でおじさんが健一と理解した、なんて味のある物語だと、出汁の話でちゃんと技術あるんだよ、料理人だよと感動する

2023/10/23

題名に引かれて読み始めた。
途中、話が次から次へと切り替わっていくので、読みにくい。
内容的にもイマイチ。