僕とおじさんの朝ごはん の商品レビュー
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題名からもっと軽い話と思ってました。 持病のある僕と知り合って、おじさんが真摯に料理に向かうようになってから、読んでよかったと感じました。 死について考えることは、同時に生についても考えることになりますね。 今の自分のあり方を考える、よいきっかけとなりました。
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出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事しているだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人...
出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事しているだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人の思い出の山に1人でも行くとか未だに自分を責めるとか死からガラッと生き方変わる、それを忘れない潔さ。途中でぼくが秀樹でおじさんが健一と理解した、なんて味のある物語だと、出汁の話でちゃんと技術あるんだよ、料理人だよと感動する
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題名に引かれて読み始めた。 途中、話が次から次へと切り替わっていくので、読みにくい。 内容的にもイマイチ。
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タイトルからして朝ご飯屋さんを舞台にお客さんとのハートフルな短編集とか想像したのだが、全然違っていて、ケータリング業を営むダラーとした中年男が、腰のリハビリで通う病院で出会った少年との交流を描く作品で、ちょっとしっとりもした良作。登場人物がたくさんいるので、集中して読まないと人間...
タイトルからして朝ご飯屋さんを舞台にお客さんとのハートフルな短編集とか想像したのだが、全然違っていて、ケータリング業を営むダラーとした中年男が、腰のリハビリで通う病院で出会った少年との交流を描く作品で、ちょっとしっとりもした良作。登場人物がたくさんいるので、集中して読まないと人間関係が掴みづらかった。
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なんとも美味しそうな表紙に惹かれて。 中盤まで「僕と、おじさんとは?誰のこと?」とハテナでいっぱいなりながら読み進めていたけど、終盤でグッと引き込まれた。 あの人も、あのエピソードもここで繋がるんだね。 何事にも無気力だった健一が徐々に暖かみを取り戻していく様子に嬉しくなる。本当は人一倍優しくて、気の利く人なんだよな。 「僕とおじさんの朝ごはん」の場面がとても良くて、最後まで読み終わってから、もう一度そこだけ読み返した。 美味しそうだなぁと思った表紙。意味が分かって胸にじんと沁みる。 ⚫「あのさ人生で初なんだけどさ」 「この調子だとお代わりが欲しい感じなんだよね」 嬉しいんだけど、切ないこの台詞にグッときた。 今週末は朝ごはんに目玉焼きを焼こうかな。
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表紙の目玉焼きが美味しそうという理由で 何の気なしに手に取った本だけど、 ぐっと心掴まれる作品でした。 何よりおじさんのキャラクターがとても良い! 初めての作家さんですが、 他の作品も読んでみたくなりました。
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めちゃくちゃ泣きました。 タイトルから僕とおじさんの日々の朝ごはんの話なのかと思っていたら、全然違いました。 朝ごはんが出てくるのはたったの一度。 自分にとって当たり前の何の変哲もない朝ごはんが、誰かにとってはとても特別な事なのだと考えさせられました。 主人公はやる気のない...
めちゃくちゃ泣きました。 タイトルから僕とおじさんの日々の朝ごはんの話なのかと思っていたら、全然違いました。 朝ごはんが出てくるのはたったの一度。 自分にとって当たり前の何の変哲もない朝ごはんが、誰かにとってはとても特別な事なのだと考えさせられました。 主人公はやる気のない料理人のおじさん。 このおじさんが少年と出会い変わっていく物語。 おじさんの変わっていく姿が読んでいてうれしかったです。 変わった後のおじさんが作る料理がとても美味しそうで食べたくなりました。 良い1冊に出会えました。
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幸せを目標にしたら大変だよって、チヨコさんが言ったの。 キリがないからねって。 それより、今日三度の食事ができたら、なんていい一日だったんだって思えた方がよっぽど楽だよって、そう言ったわ。 人間も料理と一緒で、複雑であればあるほど旨みが出るんだろう。 生まれてきただけで意味が...
幸せを目標にしたら大変だよって、チヨコさんが言ったの。 キリがないからねって。 それより、今日三度の食事ができたら、なんていい一日だったんだって思えた方がよっぽど楽だよって、そう言ったわ。 人間も料理と一緒で、複雑であればあるほど旨みが出るんだろう。 生まれてきただけで意味がある。 親にとっては、生まれてきてくれたというだけで、幸せを運んでくれるんだからな。 そこにいてくれるだけで充分なんだ。 思っていたような子どもにならなくても、問題を起こしたとしても、自分の子どもとして生まれてきてくれただけでーそれだけで充分なんだ。 諦めんなよ。 夢を自然消滅させるなんて寂しいじゃないか。 夢があるってだけでーそれだけで最高じゃないか。 夢をもちたくてももてない人だっているんだぞ。
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親友と妹を亡くした時から一生懸命に生きることをやめた健一が、病気に苦しむ英樹に出会って変わっていく。健一との出会いから、周囲の人も少しずつ変わっていくのがよかった。表紙の絵は健一がつくった英樹の最後の晩餐だったんだなぁ。タイトルの意味もそこで分かる。大きな事件は起きないけれど、じんわりと温かい気持ちになる好きな作品でした。
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久しぶりの号泣。当事者だから変われること、当事者だからの影響力。なんでそんなに忙しくしてるの?と聞かれることがあるのは早くに父を亡くした故という自覚はある。そういうこと。
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