商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2017/09/29 |
| JAN | 9784000220965 |
- 書籍
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実践 日々のアナキズム
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実践 日々のアナキズム
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商品レビュー
4.5
11件のお客様レビュー
組織化されていない、制度化されていない、個々人の振る舞いが、社会を変える働きにつながるというようなことが紹介されていました。 日々の小さな抵抗にも、意味はあるのだ、というような、希望? 政治体レベルだけではなくて、個人レベルでも、物事を単純化したりして何とか生きているんだけど...
組織化されていない、制度化されていない、個々人の振る舞いが、社会を変える働きにつながるというようなことが紹介されていました。 日々の小さな抵抗にも、意味はあるのだ、というような、希望? 政治体レベルだけではなくて、個人レベルでも、物事を単純化したりして何とか生きているんだけど、 秩序を保つこと、物事を整理して理解すること、そして実際の複雑性を無視しないこととのバランスって永遠に答えがなさそう。
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昨年亡くなった政治学者・人類学者のジェームズ・C・スコットの著書 アナキズムは無政府主義として知られるが、その極端なイメージとは裏腹のサブタイトル「世界に抗う土着の秩序の作り方」に地に足のついた印象を受けた 生きる上で、数々の選択をする上で新たな指針を示してくれるものと思い購入...
昨年亡くなった政治学者・人類学者のジェームズ・C・スコットの著書 アナキズムは無政府主義として知られるが、その極端なイメージとは裏腹のサブタイトル「世界に抗う土着の秩序の作り方」に地に足のついた印象を受けた 生きる上で、数々の選択をする上で新たな指針を示してくれるものと思い購入 ここでのアナキズムとは、支配なき状態で個々人が自律性を発揮できるより良い社会を作ろうとするスタンスのことを指すようだ 歴史上、社会は暴動により大きく動かされてきたが、同時に個々の自律した(意思ある)判断や行動を通して行う静かなる権威への対抗もまた、じりじりと社会を動かし得るのだ 自分のように日々社会に対する不満を持ちながらフラストレーションを蓄積している人は、本書のメッセージを力強いエールとして受け取ることと思う これは個人的な感想だが「都会に住み、大企業に就職する」という選択が勝者の条件として一般化されつつある中、あえて右に倣わず自律を優先した自分の選択にも自信を持つことができた
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ますますごく少数の人間が、圧倒的な権力と富を独占する世の中になっていく歴史の奔流に、抗うすべはあるのか? 歴史を振り返れば、革命という名の世直し運動は、それが倒そうとする権力よりも圧倒的に大きな暴力抜きには生じ得なかった。 支配、強制、暴力ぬきに、自由を守る戦い方というのは、...
ますますごく少数の人間が、圧倒的な権力と富を独占する世の中になっていく歴史の奔流に、抗うすべはあるのか? 歴史を振り返れば、革命という名の世直し運動は、それが倒そうとする権力よりも圧倒的に大きな暴力抜きには生じ得なかった。 支配、強制、暴力ぬきに、自由を守る戦い方というのは、ありえるのか? ありえる、というのがアナキストだ。 この本の著者は、篤実で平明な語り口で、実践的な処方箋を断章の形で提示してくれている。 私の目からウロコが落ちたのは、プチ・ブルジョアジーの役割への注目である。 バリントン・ムーアは次のように言っているという。 「急進主義の主要な社会基盤は農民と都市下層職人である。これらの事実から、人間の自由の源泉は、マルクスが見たように権力をまさに握ろうとしている諸階級の大望の中だけでなく、おそらくそれ以上に、進歩という波によってまさに押し流されかけている階級の断末魔の声のうちにこそあるという、結論を引き出せるかもしれない。」 闇深い現代という時代を生き抜くための、希望の書。
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