商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2017/10/25 |
| JAN | 9784041059425 |
- 書籍
- 文庫
二度のお別れ
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二度のお別れ
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母の遺品にあった一冊。直木賞受賞作家である黒川氏のデビュー作、とのこと(知らずに読みました) 三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生。犯人は現金約400万円を奪い、客のひとりを拳銃で撃って人質として連れ去った。大阪府警捜査一課が緊急捜査を開始するや否や身代金1億円を要求する脅迫状が届き、そこには切断された指が同封されていた。刑事の黒田は、相棒の“マメちゃん”こと亀田刑事とともに、知能犯との駆け引きに挑むが… お恥ずかしながら黒川博行という作家がどのような作品を書くのかも知らず、その凄さも知らないという状態で読書開始。 他にも黒川作品が読まれずに積んである中でこの作品を最初に手に取ったのは ・シリーズものじゃない(裏表紙の説明で判断) ・さほど厚さがない というだけ。 で、読んでみると…読むのが遅い私が1日で読み終わる快挙となった。 無論、長くないというのもあるが、これだけ夢中になって読み続けられた事自体が稀な事である。 (小説読むのが久しぶり&何もやる事がない休みの日だった、というのもあるが) なにが面白かったのかというと、やはりその会話のテンポというか、緊迫しているはずなのにどこかノンビリしてるような空気感か。 主人公・黒田はある程度の常識人だが、取り巻く捜査一家の面々が個性的なのである。 特にマメちゃん(亀田)のキャラはとても良い。有能なのに冷遇されてる感もあって応援したくなった。 一方で村橋や神谷と言った上層部の無能さに、黒田を通して読者もイライラさせられる。 この辺はおそらく描写の巧さであろう。 それにしても単純ながらとんでもない真相だった。例によって深く推理したりせず、文章を追って普通に驚けるタイプの人間なので全く想像していなかった方法であった。 とともにタイトルの意味もジワジワと理解でき、気持ちよく「やられた!」と思える作品であった。 執筆された時代的に描写の古さは多少あるものの本質に関わるところではなく、個人的には特に気にならなかった。 関西弁の会話がちょっと付いていけなかったり、最後のオチが沈んだものになってしまう所はやや難があるが、警察モノが嫌いではなければ読んでみて欲しい一冊。
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黒川博行デビュー作。 銀行強盗が客の一人を拳銃で撃ち、人質として連れ去る。その後身代金要求の脅迫状が届き、大阪府警捜査一課と犯人との駆け引きが展開していく。 作中どこでもたばこをスパスパやってるのが時代を感じて良いです。テンポのいいコッテコテの大阪弁のやり取りが魅力的。犯人に翻...
黒川博行デビュー作。 銀行強盗が客の一人を拳銃で撃ち、人質として連れ去る。その後身代金要求の脅迫状が届き、大阪府警捜査一課と犯人との駆け引きが展開していく。 作中どこでもたばこをスパスパやってるのが時代を感じて良いです。テンポのいいコッテコテの大阪弁のやり取りが魅力的。犯人に翻弄され、最後はしてやられた。悲しい物語だった。 身代金の受け渡しについて、行く場所行く場所にメモが貼られていて…みたいな実際の事件あったよなぁと思ってたら、グリコ森永事件だ!と途中で気付いた。この本はそれをモデルに書かれたのかなぁと思ってたら、後書きでその事件より前に書かれていたと知って驚いた。作者の方はそれで犯人との繋がりを疑われて大迷惑を被ったようだけど、そのエピソードがこの本をさらにいわくつきのものにしている気がする。刊行から40年以上経った今読んでも面白かったです。犯人もこの本を読んでたかもね。
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関西弁での軽快なやり取りと、事件の意外な結末が面白かったです。最後に犯人自身が種明かしする所など、凝った展開でした。
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