- 新品
- 書籍
- 新書
人口減少と社会保障 孤立と縮小を乗り越える 中公新書2454
968円
獲得ポイント8P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/09/20 |
JAN | 9784121024541 |
- 書籍
- 新書
人口減少と社会保障
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
人口減少と社会保障
¥968
在庫なし
商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
制度の考え方や、雇用等の問題の背景をわかりやすく解説して提言に入ってくれているので、とても勉強になる。 提言をものすごく雑にまとめると、 - 子育て両立をしやすくし、非正規雇用から正規雇用への移行を強め、高齢者がさっさと引退せず現役期間を長くできるようにする - 社会保障の縦割り...
制度の考え方や、雇用等の問題の背景をわかりやすく解説して提言に入ってくれているので、とても勉強になる。 提言をものすごく雑にまとめると、 - 子育て両立をしやすくし、非正規雇用から正規雇用への移行を強め、高齢者がさっさと引退せず現役期間を長くできるようにする - 社会保障の縦割りを「地域」のヨコでつなげて、効率化 - 同じく、ICT活用や人材活用で効率化 ということ。 社会保障の給付を受け取る側を攻撃したりする論になりがちだが、実際にこれからの社会で給付側を安易に抑制はできないし、年金などはそもそも仕組み上抑制ルーチンがかかっている。 それよりも、制度の持続可能性という点で、負担を担える人を増やすということが大事(故人だけでなく企業も含め)。また、制度としては、児童福祉、両立支援の「税負担から保険負担への変更」も重要検討ポイントだと思う。
Posted by
社会保障はより広範囲に包摂的に行き届かなければならない。 また、生活困窮者に公的な支援制度が十分でないばかりに日本の失業者は増加し、非正規化が進み、雇用情勢は悪化した。 人口減少に歯止めがかからないこれからの時代、「共生」していくことがいかに重要か私達は思い知ることになる。 三重...
社会保障はより広範囲に包摂的に行き届かなければならない。 また、生活困窮者に公的な支援制度が十分でないばかりに日本の失業者は増加し、非正規化が進み、雇用情勢は悪化した。 人口減少に歯止めがかからないこれからの時代、「共生」していくことがいかに重要か私達は思い知ることになる。 三重県名張市のような地域組織の再編が求められる。
Posted by
介護保険の創設という一大仕事などに関わった厚労省の元官僚が記す日本の社会保障の”これまで”と”これから”の概説書。新書として必要なエッセンスがコンパクトにまとめられており、年金・医療・介護・子育て支援などの様々な社会保障を手始めに知るには大変優れた一冊というのがまず読み終えた所感...
介護保険の創設という一大仕事などに関わった厚労省の元官僚が記す日本の社会保障の”これまで”と”これから”の概説書。新書として必要なエッセンスがコンパクトにまとめられており、年金・医療・介護・子育て支援などの様々な社会保障を手始めに知るには大変優れた一冊というのがまず読み終えた所感。 本書では日本の社会保障の特徴を「個々のリスクに個別に他書する縦糸」(疾病などのリスクに対する健康保険、老後のリスクに対する年金や介護保険、困窮などのリスクに対する生活保護など)と、「国民皆保険・皆年金を構成する職域・地域という横系」の2軸にあるとしつつ、特に”横糸”を構成する職域・地域による包含というのが、非正規雇用などの増大によって崩れつつある点を指摘する。その対処策として、全世代型社会保障という考え方の元に、社会的に孤立してしまいがちな人々を包摂していくことの重要性などが述べられている。 この”縦糸”と”横糸”という観点からシンプルに日本の社会保障の構造をつかむ、という観点も含めて、自分の頭の中が整理されていく実感が持てた良書。
Posted by