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うしろめたさの人類学
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うしろめたさの人類学

松村圭一郎(著者)

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うしろめたさの人類学

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミシマ社
発売年月日 2017/09/16
JAN 9784903908984

うしろめたさの人類学

¥1,870

商品レビュー

4

86件のお客様レビュー

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2024/09/13

初めて読んだ文化人類学の本。優しくてどこか力強さのある文章で、一気に松村先生のことが好きになった。 抽象的な議論が好きで、マクロな記述のある本を好んでしまっていたが、こういうミクロな視点を併せ持つことの大事さを知れた。

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2024/08/10

実は、いい本だったかもしれない。 どこが好きかというと、 自身の高説を上からぶつのではなく、 人類学を知らない読者の遅い歩みに 合わせて論を進めてくれている感じが。 (結局、私はおいていかれたけど笑) 学生時代の日記を必ず挿入して、 学生時代の著者を読者の歩く速度に 想定した構...

実は、いい本だったかもしれない。 どこが好きかというと、 自身の高説を上からぶつのではなく、 人類学を知らない読者の遅い歩みに 合わせて論を進めてくれている感じが。 (結局、私はおいていかれたけど笑) 学生時代の日記を必ず挿入して、 学生時代の著者を読者の歩く速度に 想定した構成がよかったです。 授業の現場は市場ではなく贈与と考えて臨むという 著者の熱を感じる授業を受けてみたい。 熱がまだ残っていることを祈ってます。

Posted by ブクログ

2024/07/01

「構築主義には、視点を転換する力がある。でも、その核心は『批判』そのものにはない。もっと別のところに可能性があるのではないか。」P.17 「世界は分断されている。「知らない」とか、「関係ない」とか、「敵だから」とか、いろんな認識での壁で分断されている。この関係の断絶は、ぼくらの倫...

「構築主義には、視点を転換する力がある。でも、その核心は『批判』そのものにはない。もっと別のところに可能性があるのではないか。」P.17 「世界は分断されている。「知らない」とか、「関係ない」とか、「敵だから」とか、いろんな認識での壁で分断されている。この関係の断絶は、ぼくらの倫理性を麻痺させる。人を殺すことだって、人が殺されているのを無視することだって、できてしまう。だからこそ、他者に向き合い、その姿にみすがらを映しながら、いろんな「つながり」を回復する必要がある。」P.20 エチオピアで、戦争が起きた時にナショナリズムが動員され、出身地域によって、それまで隣人だった人たちが排外されたということ。国家との距離感が日本とは違うエチオピア。でも、権力が分断を呼びかけるとき、国家を内面化し過ぎていないエチオピアの人たちですらそれに屈してしまうんだなと思った。そこに抗うためには私たちはなにができるのだろうと、この本に書かれていることを思いながら、そのことが残った。

Posted by ブクログ

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