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ハケンアニメ! マガジンハウス文庫
968円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
| 発売年月日 | 2017/09/06 |
| JAN | 9784838771004 |
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ハケンアニメ!
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ハケンアニメ!
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商品レビュー
4.3
286件のお客様レビュー
同じ人が違う視点から描かれると、こうも印象が変わるのかと驚いた。私も人をいろんな面から見られるようになりたい。
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ずっと読みたかったやつ〜〜みんな仕事に誇りを持ってて素敵だ、そして健気公務員が出てくる!私も夢ある仕事がしたい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本、数年前に帰省する時に「新幹線で読もう」と思って買ったものの、半分くらい読んでも全然加速しなくて、今回本の処分日を決めてようやく、読み切ることが出来た。 物語は二つの「今期覇権」を狙うアニメに関わる人々を主軸に展開する。一つは「天才」の呼び声高い王子千晴が監督する魔法少女アニメ「運命戦線リデルライト」。もう一つは斎藤瞳が監督するロボットアニメ「サウンドバック 奏の石」だ。この二つのアニメに関わる人物模様がオムニバス的に描かれ、読者としては本書半分くらいまで物語がダイナミックに動かない状態で留め置かれる。それで一度閉じてしまって数年立ち、再度開いたらそこからようやく面白くなる構成になっていた。 二つのアニメに「原画者」として関わる並澤和奈が「サウンドバック 奏の石」(略称”サバク”)の舞台となった新潟県選永(えなが)市に、自治体と「サバク」との連動キャンペーンの手伝いに会社に命じられて赴く所から、俄然物語が動き出す。 和奈を迎えた市役所の宗森は、和奈から見れば地元の誰もが知り合いで、沢山の人の協力も得ている「リア充」だった。自分の私生活がこんなに人に囲まれていないことをやっかんだ和奈は「このリア充め」と呟く。しかし宗森は宗森で市役所の中で孤軍奮闘していて、地元の商店街や伝統を大切にする商工会議所のお年寄りたちに「マンガごときに何をそこまで」と見下されていることを知る。しかし宗森の頑張りもあって、「サバク」の人気とともに選永の催し物に訪れるファンは増え、300年の歴史ある「河永祭り」に出す「サバク」の舟への資金集めとしてクラウドファンディングも動き出した。 和奈は狭い己の自意識から宗森をリア充扱いして「自分とは違う」と見ていたことを申し訳なく思う。そしていつしか商工会議所の会議にも積極的に参加し、「河永祭り」の舟には「自分が絵を描きたい」と思うようになっていく。「いや、描かなければならない」と。 私は自他ともに認める漫画好き、アニメ好きだけれども、この作品が半分まで盛り上がらなかったのはこの二つのアニメの物語が今一つ作りこまれていなくて、「机上の空論」になっていたからではないか、と思う。あらすじも説明されているし、見所も全部紹介されているけれど、それが「魅力的だ」と思えなかった。「面白い」と思えた所はやはり人間が現実のままならなさとぶつかって、認識を改めたり壁を乗り越えたりしていくアニメとはあまり関係の無いシーンだった。本作は2022年に実写映画化されているが、それもあまり見たいとも思わないし、例えば「サウンドバック」や「リデルライト」がアニメとして放映されていても見たいとは思わない。その点が、「アニメ業界」を描く作品として魅力が薄かったのは残念だった。 一方、地元市をアニメの「聖地」として盛り上げようとする宗森のひたむきさ、彼の姿勢にいじけた自分を見直す和奈のエピソードはとても面白い。リア充に見える宗森にコンプレックスを刺激される和奈の気持ちも分かるし、宗森が和奈に抱くコンプレックスも理解できる。そして両者互いに、どちらも大して現実から「よい扱い」はされていない所がなんともリアルだ。そこで冒頭に現れた「天才」王子監督が宗森の意外な助っ人として現れるのは少し、「出来過ぎ」感があるけれど。 著者の作品では「かがみの狐城」(2018年)を以前に読んだことがある。本作はそれに先立つこと3年(2015年)のものらしい。「かがみの狐城」から見ればまだ収斂し切れていない、そぎ落とすことができずにぼやけてしまったものがあるのかもしれない。
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