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孤狼の血 角川文庫
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孤狼の血 角川文庫

柚月裕子(著者)

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孤狼の血 角川文庫

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/08/25
JAN 9784041049549

孤狼の血

¥836

商品レビュー

4.2

350件のお客様レビュー

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2018/02/22

面白い!

極道ものって殺し合うだけよね~って興味なかったけど、これは面白かったです。ハラハラしながら読んでいって、そろそろ解決か?と思ったら「えぇー!!そんな~」とショックうけましたが、最後でゾクリとタイトルが浮かびました。これは面白いです!映画になってるようだけど、大丈夫かな~?最後のシ...

極道ものって殺し合うだけよね~って興味なかったけど、これは面白かったです。ハラハラしながら読んでいって、そろそろ解決か?と思ったら「えぇー!!そんな~」とショックうけましたが、最後でゾクリとタイトルが浮かびました。これは面白いです!映画になってるようだけど、大丈夫かな~?最後のシーンで「おお!」って言わせることができるか?

れんぽぽ

2025/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とにかく読み進める手が止まらなくて、読み終わるのが惜しい作品だった。警察内部に居た経験がないとここまで詳細な描写は書けないだろうと他の作品を読んで感じていたが、今回は警察だけでなく暴力団についても絡んでいて、作者の巧みな表現が読者の想像力を掻き立て、没入感を生み出しているのだと思った。 大上の周りを惹き込むオーラや意志を部下の日岡が継承している姿をエピローグで知れた時は胸にくるものがあった。

Posted by ブクログ

2025/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベテランの大上の違法行為の数々にはじめこそ驚いて、ひどすぎる悪徳警官だと嫌悪感を抱いた。人となりを知るにつれて、その印象も徐々に和らいでいった。大上に助けられた人がたくさんいることがわかってくるからだ。 暴力団と真っ向から対立するのではなく、社会に迷惑をかけたり事件を起こした場合に取り締まるというやり方は、正義とは言えないかもしれないが、この時代にはそれが正しかったのかもしれないし、こういう人が一人はいないといけないのではないかと思ってしまうくらい、説得力があった。 堅気に迷惑をかけず、何よりも看板が大事で擬似家族を築いているヤクザの世界は、犯罪においても筋を通すだけまだ納得できるものがある。終盤に向けて読者をそういう気持ちに導いて、日岡と同じように大上のやり方に染まっていくのを感じた。 日岡が優秀すぎることや、日誌を怪しいとは思っていたが、塗りつぶした箇所の意味が最後にわかってなるほど!と思った。削除しすぎではないか?と訝しく思っていたから。 年月をかけてガミさんのように仕事をしている日岡に胸が熱くなる。登場人物が多くて把握するのが大変だったが、面白い小説だった。

Posted by ブクログ