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孤狼の血 の商品レビュー

4.2

331件のお客様レビュー

  1. 5つ

    136

  2. 4つ

    124

  3. 3つ

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面白い!

極道ものって殺し合うだけよね~って興味なかったけど、これは面白かったです。ハラハラしながら読んでいって、そろそろ解決か?と思ったら「えぇー!!そんな~」とショックうけましたが、最後でゾクリとタイトルが浮かびました。これは面白いです!映画になってるようだけど、大丈夫かな~?最後のシ...

極道ものって殺し合うだけよね~って興味なかったけど、これは面白かったです。ハラハラしながら読んでいって、そろそろ解決か?と思ったら「えぇー!!そんな~」とショックうけましたが、最後でゾクリとタイトルが浮かびました。これは面白いです!映画になってるようだけど、大丈夫かな~?最後のシーンで「おお!」って言わせることができるか?

れんぽぽ

2024/05/18

世の中のバランスとは何なのだろう。本著の中で大上はこう語る。「世の中から暴力団はなくなりぁせんよ。人間はのう、飯食うたら誰でも、糞をひる。ケツ拭く便所紙が必要なんじゃ。言うなりぁあ、あれらは便所紙よ」「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らしとることじゃ。あと...

世の中のバランスとは何なのだろう。本著の中で大上はこう語る。「世の中から暴力団はなくなりぁせんよ。人間はのう、飯食うたら誰でも、糞をひる。ケツ拭く便所紙が必要なんじゃ。言うなりぁあ、あれらは便所紙よ」「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らしとることじゃ。あとは、やりすぎた外道を潰すだけでええ」 便利を追いかけすぎた人間は自然界のバランスを壊してしまっている。効率を求めすぎた事により、心のバランスを崩している人も少なく無い。何事も絶妙なバランスの上に成り立っている。大上は、正義と悪のバランスを彼なりの信念に基づいて保持しようとしている。 ヤクザ小説の為、予備知識が無くページを捲るのに普段よりも時間を要したが、女性である作者が描くハードボイルド作品は、どこか人間臭く立場に関わらず愛を感じる登場人物が多い。 日常生活には距離を置きたい世界だが、人との関係性を普段とは違う場所から感じてみたい人は、手に取るのも良いのでは無いだろうか。

Posted byブクログ

2024/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

THE YAKUZA!!と言うスタートに少々鼻白む。ストーリー展開は王道も王道だし、ママの過去もおおよそ予想がつく。耳元で響く男たちの怒声に目を白黒させてたら落っことしたがな、ワイヤレスイヤホン(ToT) 飲み代の内訳とか警察官のおサイフ事情などとっても細かい。 それでもやっぱり…… が…が…がみさぁぁぁぁん!!!(⁠ ⁠≧⁠Д⁠≦⁠) オオカミの血脈は続いていくのだね。 ヒオカ頑張れ! 5/9イヤホンおかえり(⁠つ⁠≧⁠▽⁠≦⁠)⁠つ ありがとうJR

Posted byブクログ

2024/04/24

サブスクで「虎狼の血」を観て面白かったので, そのまま「虎狼の血level 2」劇場で鑑賞。その帰り道,原作を購入しました。映画を観てから読んだので,話がすんなりと理解できた。そして映画より細かく描写されているので読み応えあり。

Posted byブクログ

2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024.4.10読了  悪徳刑事・大上と新人刑事・日岡のコンビで暴力団抗争に挑む、という構図は今まで東映ヤクザ映画などでよく見られた。変わっているのは女性作家によるものだということで時代の変化を感じさせる。なんでも作者は深作欣二監督の「仁義なき戦い」に傾倒して本書を書いたという。エグいシーンは控えめながら真に迫る迫力が出ており面白く読んだ。

Posted byブクログ

2024/03/28

 「慈雨」を読んで、柚月裕子が大好きなり、ブクログで評価の高いこの作品を手に取った。想像をはるかに超えた大作で感動につつまれた。  極道と警察。熱い志を持った男達に胸が打たれた。  「極道の世界に関わっとる人は、長生きできんとわかっとるからね。覚悟はできとる」小料理や晶子の言...

 「慈雨」を読んで、柚月裕子が大好きなり、ブクログで評価の高いこの作品を手に取った。想像をはるかに超えた大作で感動につつまれた。  極道と警察。熱い志を持った男達に胸が打たれた。  「極道の世界に関わっとる人は、長生きできんとわかっとるからね。覚悟はできとる」小料理や晶子の言葉が印象的で感極まった。  まさかの展開を信じたくないほど、主な登場人物に感情移入してしまった。

Posted byブクログ

2024/03/09

昭和のヤクザ映画を観ているよう。映画館を出た観客たちと同じように、一気に読み終わる頃には私も、広島弁で肩いからせて…独特の世界にすっかりハマっていました。 最後に「血」の意味が明かされ、次につながる展開。続編を探さねば。

Posted byブクログ

2024/03/01

昭和後半の広島ヤクザと刑事のお話。一応警察ものというカテゴリーのようですが、ヤクザ感が全面に押し出されていました。今の現実のマル暴刑事も、時々仕事でご一緒することがありますが、迫力があります。昔のマル暴刑事というと、本当に大上刑事のような人も中にはいたのかもと思いました。流石にこ...

昭和後半の広島ヤクザと刑事のお話。一応警察ものというカテゴリーのようですが、ヤクザ感が全面に押し出されていました。今の現実のマル暴刑事も、時々仕事でご一緒することがありますが、迫力があります。昔のマル暴刑事というと、本当に大上刑事のような人も中にはいたのかもと思いました。流石にここまでの人はいないか(笑)。 現実的に過去に起きた事件などを参考にされているのだと思いますが、そう言った意味でリアリティを持たせつつも大上の行動や主人公の秀一の後半の行動など、小説ならではと思わせるようなドラマチックな部分もちゃんとあって、楽しめました。映画も観てみようかなと思いましたが、感情移入して引きずってしまいそうなのと、ちょっぴり残虐なシーンもありそうなので、もう少し歳をとってからにしようかと思います^_^。

Posted byブクログ

2024/01/31

一推し作家さんの代表作! まずは主人公、ガミさんの行動→初対面の部下へヤクザに因縁つけさせるなど、やってる事がめちゃくちゃで劇画チック。 これが映画化された事に納得しました。 各章の冒頭の日誌! ずーと、???でしたが、最後のオチで繋げるところは流石です。 これがシリーズ第...

一推し作家さんの代表作! まずは主人公、ガミさんの行動→初対面の部下へヤクザに因縁つけさせるなど、やってる事がめちゃくちゃで劇画チック。 これが映画化された事に納得しました。 各章の冒頭の日誌! ずーと、???でしたが、最後のオチで繋げるところは流石です。 これがシリーズ第一作という事なので早速、次も読んでみたいし、週末に映画も観てみたいと思います。

Posted byブクログ

2024/01/30

【昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでい...

【昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。】 当初アマゾンプライムで映画版を観始めたんですが、困ったことにセリフが何言ってるんだかわからない。 いや、方言が、とかじゃなくて、これは俺の中での邦画あるあるなんですが、小声で早口で言われると聞き取れないんです。ボリュームを上げると今度は背景の音がうるさすぎる。 字幕でもあればなぁ~。 これでは筋がわからないので観るのを断念。やれやれ。 いーもーん! いーもーん。ぼく、字が読めるからいーもーん。 原作読むからいーーもーーん!! と、無駄にカワイコぶって手に取った1冊です。 結論から言うと少々期待外れ。 ヤクザよりも恐ろしい外道な刑事。むしろヤクザのほうに同情してしまうような真っ黒い刑事を想像していただけに物足りなかった。 手法は少々外れているものの、中身はしっかりとした警察官でした。 ストーリーも特に入り組んでもいないし、おもしろいとも感じなかった。 これならば大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズのほうが一枚も二枚も上手。 ラストのひとひねりが良かったのでギリ☆3。

Posted byブクログ