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Ank: a mirroring ape
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/08/24 |
JAN | 9784062207133 |
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Ank: a mirroring ape
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Ank: a mirroring ape
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商品レビュー
3.9
53件のお客様レビュー
テスカトリポカで直木賞を取った作者の過去作。個人的にはテスカトリポカよりも身近なスケールで面白さも恐怖も上だった。 作品を読んで「虐殺器官」に設定が似ているなと思ったが、「コインロッカーベイビーズ」や「キングスマン」も似たような状況が描かれていたか。「万物に対する闘争状態」に対す...
テスカトリポカで直木賞を取った作者の過去作。個人的にはテスカトリポカよりも身近なスケールで面白さも恐怖も上だった。 作品を読んで「虐殺器官」に設定が似ているなと思ったが、「コインロッカーベイビーズ」や「キングスマン」も似たような状況が描かれていたか。「万物に対する闘争状態」に対する根源的な恐怖というのは普遍的なものなのかもしれない。ただし他作品との最も大きな違いは悪意を持つものが存在しないという点か。そういう点では全員が被害者でしかなくただただ救われない。さらに最悪なのが8分19秒後に正気に戻るということ、自分が何をしたか分からないまま地獄のような光景に放り出されることになる。 この作者はストーリー自体もすごく面白いが何よりもその裏付けとなる科学知識に脱帽。「StSat反復配列」なんてこの本を読まなければ一生出会うことのなかった単語だと思う。
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これちょっと私には難しかったな… 読む環境が悪かったのか、時系列では無く、恐らく物語重視で時間をポンポン飛んでいるんだけど、これがなかなかついて行けなくて感情が乗らずに進んで、その気持ちのまま読み終えたから心に何も引っかからなかった。 何かモチーフ的には『リング』の続編の『ら...
これちょっと私には難しかったな… 読む環境が悪かったのか、時系列では無く、恐らく物語重視で時間をポンポン飛んでいるんだけど、これがなかなかついて行けなくて感情が乗らずに進んで、その気持ちのまま読み終えたから心に何も引っかからなかった。 何かモチーフ的には『リング』の続編の『らせん』だったかな…あれを思い出した。 使ってるワード自体はコロナ以前はそこまで馴染みのなかった「パンデミック」やらそういうワードを使いまくってて、コロナ前にこれを読んでおいたら「進研ゼミでやったところだ!」ってなって物語自体の印象も変わったかもしれない
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※このレビューにはネタバレを含みます
YouTubeで紹介されていたことをきっかけに読みました。 初めて佐藤究先生の作品を読みましたが、想像以上に読みやすかったです。何も知識がない中で読み進めていても面白かったです。内容は難しかったですが、夢中で読んでいました。 自己鏡像認識という言葉を初めて知りましたが、テレビなどでみるチンパンジーの姿を重ねることができて想像ができました。 水に映る自分、相手の目に映る自分、自分とわかっているのに、自分ではない。これまでも当たり前に認識していたことでしたが言語化されるとなるほどと納得して考えることが多く読んでいて面白かったです。
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