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インデックス 光文社文庫
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誉田哲也(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/08/07
JAN 9784334775063

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商品レビュー

3.8

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2026/09/12

インデックス 姫川玲子シリーズ七作目。短編集。 アンダーカヴァー 玲子が捜査一課から外れて間も無くの事件。 玲子が取調べしている男はどんな質問にも反応が鈍くどことなく自分ごとでは無い様にみえる。 とある町工場の社長が首吊り自殺。彼の会社の契約書を調査せると詐欺被害にあっていたこ...

インデックス 姫川玲子シリーズ七作目。短編集。 アンダーカヴァー 玲子が捜査一課から外れて間も無くの事件。 玲子が取調べしている男はどんな質問にも反応が鈍くどことなく自分ごとでは無い様にみえる。 とある町工場の社長が首吊り自殺。彼の会社の契約書を調査せると詐欺被害にあっていたことが判明する。玲子は上司に頼み、自身でお金をかけて品の無い何処かのバイヤーに扮し、詐欺犯を炙り出す為の行動を開始する。 善と悪は色々とあるが、私たちが社会という海原でしか生きられない魚の様に思えてしまった作品だ。 女の敵 ストロベリーナイト事件で殉職した大塚巡査と姫川の出会いのきっかけになった事件についての回想。 玲子が主任となった当時は女性は主任は珍しく、嫌味など言われる事も多い。姫川班のメンバーとも当時はまだ顔合わせ程度だったが、菊田の気概などが頼もしい。とある男性の死体が発見され、彼の死の真相を捜査する際に玲子とペアを組んだのが大塚であり、捜査を通して姫川班の結束や関係性が構築されていく過程が読み取れる。 彼女のいたカフェ 目線がとある本屋と併設したカフェ店員の回想から始まる。彼女はいつも難しい本を抱えて来店する「カッコいい」女性に興味をもち、彼女が時折り見せる可愛らしさにときめいたりしている。いつしか彼女の来店も減り、自身も配店や出世を繰り返したが、池袋の店舗に戻る事になり、そこで偶然、例の「女性」を見つける。 違った人の目線から玲子を見るのは新鮮であり、また少しノスタルジーを感じる作品だ。 インデックス ブルーマーダー事件直後の話。 玲子に捜査一課へ戻るチャンスが訪れるが、池袋署との一時兼任という激務。そんな事に悩まされつつ運もない事に井岡とペアになり、ブルーマーダー事件後の発覚しない失踪者達の調査を行う。 調査の中、とあるヤクザの組長が行方不明になっている件の調査を進めるが、組長の人となりを調べていく中で玲子は組長の秘密を知る事になる。 井岡が大活躍するが、読者としてまだ彼のキャラクターを読み取れずにいる事がもどかしい(笑)。 お裾分け 玲子の本部移動について紆余曲折。警察組織の煩わしさがわかる。和田や今泉の様に温かい上司達もいて、彼らの期待に答える為にも結果を出し続けなければならない。その中で、金持ちの地主が殺害された事件が発生。新生姫川班の一癖も二癖も見えるメンバーと何故か姫川あるところに必ず現れる井岡とコンビをくみ、事件の解決にいたる。 結末まで読むと少し切ないストーリー。人が人を守りたい為に発生してしまった事件だ。 落としの玲子 少し笑ってしまう物語。今泉が玲子の沸点に触れてしまい、居酒屋で問い詰められしどろもどろとまではいかないまでも手に負えない様子は読んでいて面白い。玲子は身内にも容赦ないなぁと思う反面、今泉が言いたい事もわかるにはわかるが、相手が悪い(笑) 夢の中 街中での殺傷事件が発生。無関係の人が巻き込まれて死亡してしまう悲しい結末。犯人も自殺を図るがなんとか一命を取り留める。彼は身元を証明するものが何もなく、正体不明のまま。姫川と小幡は、被害にあった女性に話を聞きに病室を訪れるが、彼女の後ろめたい様子に何か裏があると感じ取る。 闇の色 夢の中の続き。被害者である峰岡の周辺を調査していき、彼女が過去に生活していたアパートに行き着く。今はもう使われていない廃れたアパートに残る事実を見つけ出し、未だ招待がわからない犯人と峰岡の過去が暴き出される。あまりにも残酷なストーリーで誰も救われないだろう悲しい結末。 ラスト、姫川班に過去のチームから誰が復活するのか、彼が復活してチームがどねように変わるのか。続編が楽しみだ。

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2026/09/12

『インビジブルレイン』を経て池袋署へ異動した姫川玲子。現在の事件から若き日の姿まで、『ブルーマーダー』前後の時間をつなぎながら、さまざまな玲子の貌を描く全8編の連作短編集。 第2シーズンまで来て、ようやくこのシリーズならではの楽しみ方が分かってきた気がする。 長編で濃密な物語に...

『インビジブルレイン』を経て池袋署へ異動した姫川玲子。現在の事件から若き日の姿まで、『ブルーマーダー』前後の時間をつなぎながら、さまざまな玲子の貌を描く全8編の連作短編集。 第2シーズンまで来て、ようやくこのシリーズならではの楽しみ方が分かってきた気がする。 長編で濃密な物語に浸り、短編集で少しひと息つきながら人物や物語の隙間を味わい、そして次のシーズンへの期待を高めていく。この流れが実に楽しい。 中でも、若き日の玲子を描いた「彼女のいたカフェ」はどこかほっこりさせられ、「落としの玲子」では、今泉管理官をやり込めてしまう玲子がなんとも面白い。一方、「夢の中」「闇の色」は、長編になってもおかしくないほど内容が濃く、短編集だからといって満足感が薄れることはなかった。 『シンメトリー』でも感じたが、長編に盛り込めばテンポを損ねそうな人物の日常や過去、事件の余白を、短編だからこそじっくり味わえる。そうした物語が加わることで、シリーズの世界が少しずつ厚みを増していくのが嬉しい。 さらに、ここから先へつながっていきそうな気配も随所に感じられ、ひと区切りついたはずなのに、気持ちはもう次のシーズンへ。 長編が物語を前へ進め、短編集がその世界を横へ広げていく。そんな読み方ができるのも、このシリーズの大きな楽しみになってきた。

Posted by ブクログ

2026/09/09

姫川シリーズの短編集。短編とはいえ、各作品で時間軸が進んでいくのがいいですね。復活した姫川班のメンバーがどうなっていくのかも楽しみです。最後の「妻帯者の菊田って、なんか、ちょっと面倒くさい」に苦笑

Posted by ブクログ

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