商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2017/08/19 |
JAN | 9784575240528 |
- 書籍
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さらさら流る
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さらさら流る
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3.5
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デジタルタトゥーやリベンジポルノといった社会問題を、当事者(被害者)の女性・菫の視点から。かつて近しい関係に会った人から受ける辱めを罰することは、ともに過ごした自らの人生まで否定するような痛みを伴う。 彼女の家族や親友が、つねに100パーセントの味方でいてくれることにどんなに救わ...
デジタルタトゥーやリベンジポルノといった社会問題を、当事者(被害者)の女性・菫の視点から。かつて近しい関係に会った人から受ける辱めを罰することは、ともに過ごした自らの人生まで否定するような痛みを伴う。 彼女の家族や親友が、つねに100パーセントの味方でいてくれることにどんなに救われるだろう。彼らの造形がとてもあたたかいことで、暗くなりすぎない。起きたことを正しい重さで受け止めること。 現実には、菫の家族のような家庭ばかりではないし、誰もが百合のような親友を持てるわけでもない。だからこそ、心を強く持っていなければならなくて。女であることの喜びもくるしみも、そこにある気がする。
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この本を読んで暗渠(あんきょ)って言葉を知った。 見えないように地下を流れ上には蓋がされている。なんか人生みたい。 そう、周りに見えないようにしながら生きていきたいこともある。 主人公がとある事でリベンジポルノにあってしまうのだが、こんな事がなさそうと思わず自分に置き替えてみて...
この本を読んで暗渠(あんきょ)って言葉を知った。 見えないように地下を流れ上には蓋がされている。なんか人生みたい。 そう、周りに見えないようにしながら生きていきたいこともある。 主人公がとある事でリベンジポルノにあってしまうのだが、こんな事がなさそうと思わず自分に置き替えてみてほしい。いつでもどんな理由でもあり得ること。 リベンジポルノはこの本の中では女性ですが、世の中にはきっと男性にもありえるだろう。 流すヤツと流されてしまった本人。流されてしまった方にも責任はあるかもしれないが、流すヤツは許せない。 ※本の概要※ あの人の中には、淀んだ流れがあった――。28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許した裸の写真が、 ネットにアップされていることを偶然発見する。恋人の名は光晴といった。 光晴はおどけたりして仲間内では明るく振る舞うものの、どこかそれに無理を感じさせる、 ミステリアスな危うさを持っていた。しかし、なぜ6年も経って、この写真が出回るのか。 菫は友人の協力も借りて調べながら、光晴との付き合いを思い起こす。 飲み会の帰りに渋谷から暗渠をたどって帰った夜が初めて意識した時だったな……。 菫の懊悩と不安を追いかけながら、魂の再生を問う感動長編。
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大雨大変ですな ってな事で、柚木麻子の『さらさら流る』 純粋な恋愛小説と思って読んでると、あっという間にリペンジポルノの被害にあい苦しみながらも懸命に立ち向かっていくお話。 よくある日常が、こんなにも苦しめる事になるんで気を付けないといけんな。 チビ達に読まして自己管理、...
大雨大変ですな ってな事で、柚木麻子の『さらさら流る』 純粋な恋愛小説と思って読んでると、あっという間にリペンジポルノの被害にあい苦しみながらも懸命に立ち向かっていくお話。 よくある日常が、こんなにも苦しめる事になるんで気を付けないといけんな。 チビ達に読まして自己管理、危機管理を学んで欲しい一冊。 2019年29冊目
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