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弥栄の烏

1,650円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/07/28 |
JAN | 9784163906843 |
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弥栄の烏
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商品レビュー
3.8
122件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このシリーズは異世界和風ファンタジーと言われているが最大テーマとして「愛」が前提にあるのではないかと思った。以前は読み流していた文面も改めてじっくりと読み返せばそれぞれの愛の形がなんとも心を打ち何度も涙が溢れそうになった。 特に心を打ったもの 真赭の薄が浜木綿から奈月彦の側室になるように迫られ、断り、喧嘩した後にお互いの存在を認め合い、これ程真赭の薄が浜木綿に、「私が男だったら貴女を伴侶に選んでいたと思いますわ」と言ったシーンが2人の固く結ばれた関係を彷彿する様でグッときた。この2人の女性は誰よりも強く逞しくそして、美しい。その姿は惚れ惚れとするし、彼女達の様になりたいと思う。そして、そういう所を奈月彦と澄男は愛したのだと思う。 何を私がすべきなのかではなくて、私が何をするかですわ by真赭の薄 そして、このシリーズの最終巻「弥栄の烏」にはもう一つのテーマがある。それは「憎悪」だ。猿は昔の烏に対する恨みから山内を滅ぼすために一族もろとも絶滅した。しかし烏陣営の被害も決して少なくはなかった。雪哉は親友である茂丸を失くし猿に対する憎しみで何かが決定的に壊れてしまった。猿への復讐を果たしても雪哉の心は何処かに置いてきてしまった様だった。でも奈月彦と浜木綿の間の姫君に純粋すぎる笑顔を向けられ始めて綺麗な涙を流す。憎しみの結果残されるものは新たな憎しみ以外ない。でも絶望のその先にあるものは必ずある。凄く抽象的にしか捉えられないがそんなメッセージが暗に伝わってくる様だった。
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前作「玉依姫」の補足、という形なのか、所々展開が駆け足になっているように感じた。 烏と猿の因縁、山内の成り立ち、なぜ若宮は記憶が継承されなかったのか等々 世界観はとても面白いのだが、 キャラの性格がなんだかぶれぶれのように感じた。 雪哉の内面も途中でもう少し掘り下げてほしかったというか… 冷酷無慈悲に見えて何だか怖かった。 浜木綿に子どもが出来たのは嬉しい。 世界観が面白いから第二部も読むけれど、 内容次第では途中で読むのを諦めるかも…
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八咫烏と猿の最後の戦い。本当に良く考えられてて圧巻です。雪哉の今後が心配。 あと別筋で浜木綿。私も不妊治療を10年したので感情移入。真すほの薄の言葉に救われるよね。
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