永劫回帰ステルス 九十九号室にワトスンはいるのか? 講談社タイガ
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永劫回帰ステルス 九十九号室にワトスンはいるのか? 講談社タイガ

若木未生(著者)

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永劫回帰ステルス 九十九号室にワトスンはいるのか? 講談社タイガ

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/07/21
JAN 9784062940825

永劫回帰ステルス

¥693

商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2023/02/26

「グラスハート」は好きだったんだよなあ、若木未生。 今回は1冊かけたプロローグだったので、次作をちゃんと読みたい。

Posted by ブクログ

2023/01/09

キャラがキャラキャラしくて(?)割と最後の方までとっつきにくかったけど、最終的に少しはワクワクした。シリーズが続くのかな。 哲学とか心理学とかも触れていけそうな話。

Posted by ブクログ

2020/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

微妙なネタバレと同時に妙なテンションですのでご注意を。 発売と同時に買ってすぐさま読了していたんですが、どうも若木作品は感想書くのにあらたまって正面から「よっしゃ書くぞ!」って向き合わなきゃいけないような謎のプレッシャーがあってつい放置してしまいました…。 ※以下若木先生は物心ついた頃からDNAに染み付いたねじれた愛着と執着によって、敬称略させていただきます。 タイガの発刊時、今後のそうそうたるメンバーラインナップの中に若木の名前を発見したときは「ええええ講談社に!?ミステリ!?このラインナップに!?ワトスン!?!?」と動揺が隠しきれず、自家通販サイン入りをゲットしてしまいましたとも。 登場人物紹介からのカタカナ表記とか、ありそうでなさそうな名前とかこの時点で「この辺イズミっぽいな…」とか思い出しちゃうのは許してほしい。 独特の独白と描写。言葉の選択と文章のリズム。あああキタキタキター!(震)最初のセリフ。やりすぎなくらい軽い口調と裏腹の自虐めいた内面。183cm長身のぐいぐい行く感じってこれは諒…じゃない、うん、大丈夫!(落ち着け) しかし、ミステリ(落ち着いた)。忘れていたけれどミステリだと「死者」が出てきて思い出す。「謎解き」の方のミステリかと思いきや、いきなりこっちのパーツが出てくるとは。まさか王道?と思ったらガチ幽霊というメタパーツまで。それはそれでタイガっぽいけれど、いつもなら「ミステリとは別物」と斜に構えてしまうけれど、そもそも若木なので、多少のメタに違和感はない。むしろ王道ミステリだったほうが心配になるので、いい具合に予想以上に若木ワールドを堪能。短編はフレーズ重視になってしまうので、やっぱり中〜長編が良い。ご本人のメンタル的に短編を量産してしまうのはわかるのだけど、真価を発揮するのは物語だと思う。キャラクターも例のごとく皆過剰なまでに立っているのだけど、物語が長ければ馴染むので、多少の過剰さは薄らぐ。 ミステリが心理学や哲学の切り口なのがまた「らしい」し、新鮮で良い。それがちゃんと謎解きになる。あらためて読み返したら、コウの感覚は某アニメ3期のメンタルトレースに似ているなと思ったり。某のときは「チート能力だなぁ」と思っていたけど「集合的無意識」から派生されたら、そういうものかと思ってきてしまった。 個性豊かでありながらそこに生きている人々は(ありそうでない名前に呼応するような)、確かに全く別世界にもかかわらず「人嫌い」「兄弟」「世話焼きとその彼女」というあたりがうっすらちゃんとホームズ的香りも感じつつ。これがミステリであるのかないのということはもはや問題とする意味もなく、やっぱりこの人の書くものが好きだし、読む手を止められない。DNA刷り込みフィルターがかかっていると言われようとも面白いものは面白い。 悔しいのはそこら中に散りばめられた「シリーズ」になるための欠片よ…そんなことされたら続きが読みたくなるじゃないか…そうやって続きを見ることが叶わなかったものが数多…(泣)。これで一気に書ける人なら「ひと思いにあと2冊くらいバーっと書いてとりあえず一旦伏線回収しとこ!その上でまた書きたくなったらいつでも書けばいいじゃない!」と言えるけれどそんなことは絶対に無理だろう…。 でも、このシリーズ本当に良かったので、できればHAとイズミのあとに2冊くらい書いてほしい…30年後くらいかもしれないけど…(祈)。

Posted by ブクログ

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