永劫回帰ステルス の商品レビュー
「グラスハート」は好きだったんだよなあ、若木未生。 今回は1冊かけたプロローグだったので、次作をちゃんと読みたい。
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キャラがキャラキャラしくて(?)割と最後の方までとっつきにくかったけど、最終的に少しはワクワクした。シリーズが続くのかな。 哲学とか心理学とかも触れていけそうな話。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
微妙なネタバレと同時に妙なテンションですのでご注意を。 発売と同時に買ってすぐさま読了していたんですが、どうも若木作品は感想書くのにあらたまって正面から「よっしゃ書くぞ!」って向き合わなきゃいけないような謎のプレッシャーがあってつい放置してしまいました…。 ※以下若木先生は物心ついた頃からDNAに染み付いたねじれた愛着と執着によって、敬称略させていただきます。 タイガの発刊時、今後のそうそうたるメンバーラインナップの中に若木の名前を発見したときは「ええええ講談社に!?ミステリ!?このラインナップに!?ワトスン!?!?」と動揺が隠しきれず、自家通販サイン入りをゲットしてしまいましたとも。 登場人物紹介からのカタカナ表記とか、ありそうでなさそうな名前とかこの時点で「この辺イズミっぽいな…」とか思い出しちゃうのは許してほしい。 独特の独白と描写。言葉の選択と文章のリズム。あああキタキタキター!(震)最初のセリフ。やりすぎなくらい軽い口調と裏腹の自虐めいた内面。183cm長身のぐいぐい行く感じってこれは諒…じゃない、うん、大丈夫!(落ち着け) しかし、ミステリ(落ち着いた)。忘れていたけれどミステリだと「死者」が出てきて思い出す。「謎解き」の方のミステリかと思いきや、いきなりこっちのパーツが出てくるとは。まさか王道?と思ったらガチ幽霊というメタパーツまで。それはそれでタイガっぽいけれど、いつもなら「ミステリとは別物」と斜に構えてしまうけれど、そもそも若木なので、多少のメタに違和感はない。むしろ王道ミステリだったほうが心配になるので、いい具合に予想以上に若木ワールドを堪能。短編はフレーズ重視になってしまうので、やっぱり中〜長編が良い。ご本人のメンタル的に短編を量産してしまうのはわかるのだけど、真価を発揮するのは物語だと思う。キャラクターも例のごとく皆過剰なまでに立っているのだけど、物語が長ければ馴染むので、多少の過剰さは薄らぐ。 ミステリが心理学や哲学の切り口なのがまた「らしい」し、新鮮で良い。それがちゃんと謎解きになる。あらためて読み返したら、コウの感覚は某アニメ3期のメンタルトレースに似ているなと思ったり。某のときは「チート能力だなぁ」と思っていたけど「集合的無意識」から派生されたら、そういうものかと思ってきてしまった。 個性豊かでありながらそこに生きている人々は(ありそうでない名前に呼応するような)、確かに全く別世界にもかかわらず「人嫌い」「兄弟」「世話焼きとその彼女」というあたりがうっすらちゃんとホームズ的香りも感じつつ。これがミステリであるのかないのということはもはや問題とする意味もなく、やっぱりこの人の書くものが好きだし、読む手を止められない。DNA刷り込みフィルターがかかっていると言われようとも面白いものは面白い。 悔しいのはそこら中に散りばめられた「シリーズ」になるための欠片よ…そんなことされたら続きが読みたくなるじゃないか…そうやって続きを見ることが叶わなかったものが数多…(泣)。これで一気に書ける人なら「ひと思いにあと2冊くらいバーっと書いてとりあえず一旦伏線回収しとこ!その上でまた書きたくなったらいつでも書けばいいじゃない!」と言えるけれどそんなことは絶対に無理だろう…。 でも、このシリーズ本当に良かったので、できればHAとイズミのあとに2冊くらい書いてほしい…30年後くらいかもしれないけど…(祈)。
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久しぶりの若木作品、いや本当に久しぶり。 相変わらず素直じゃない人たちばかりですね。 でも嫌いじゃないです、ちょっと疲れますが。
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哲学とかオカルトとかそこらへんの色々なものが混ざったミステリ風小説。本格系ではないんだけど好き嫌いで言えばわりと好きな話だった。結構登場人物のディティールも好みだし探偵役が卑屈すぎるというか自己評価が低すぎて面倒な性格になってるところもキャラとしてはあり。ただ謎の解決が机上の空論...
哲学とかオカルトとかそこらへんの色々なものが混ざったミステリ風小説。本格系ではないんだけど好き嫌いで言えばわりと好きな話だった。結構登場人物のディティールも好みだし探偵役が卑屈すぎるというか自己評価が低すぎて面倒な性格になってるところもキャラとしてはあり。ただ謎の解決が机上の空論というか脳みその中だけで解決しちゃってるのがあくまでミステリ風という感じだった。続編が来るなら読みたいと思う。
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小学生の頃夢中になって読んだ作家さんだけど、少女向け小説の頃から悪い意味で変わってない。 ちょっと背伸びした中高生がターゲットなのかな? 途中で受け付けなくなって、数日に分けて完読。 ミステリとしてもあまり…
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学生のときがっつり読んでた本作者。 あいかわらずな感じでした。 しかし、タイガって結構しゃんしゃん次巻を出してるレーベルだけどええんかいな??
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主人公・行と秋太郎との掛け合いは些か厨二臭いけど、こういうの嫌いじゃない。秋太郎の彼女(羽衣)って、登場する必要性ある?今の所、居なくてもいいくらいの意義なんだけど。。。
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初読み作家さん。このテンポかなり好みだ。ちょいちょい英語が出てくるのが鼻につくけど帰国子女だからね。哲学、心理学、民俗学など絡み合ってよくわからないけどいい意味で上手く丸め込まれた感じ。野生の陰陽師って表現も良い。続き読みたい!
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猩猩緋色の逢魔が時「まあだだよ」「murderだよ」。現実と異界のあわいで、ぐるぐると回り回る終わらないかくれんぼ。反復、円環、永劫回帰。ステルス。境界。さまざまなメタファーや哲学と心理学用語、ミスディレクションに目をくらまされていた。なるほど、殺人事件ならぬ『殺・主観的人格・事...
猩猩緋色の逢魔が時「まあだだよ」「murderだよ」。現実と異界のあわいで、ぐるぐると回り回る終わらないかくれんぼ。反復、円環、永劫回帰。ステルス。境界。さまざまなメタファーや哲学と心理学用語、ミスディレクションに目をくらまされていた。なるほど、殺人事件ならぬ『殺・主観的人格・事件』か。死者も生者も、文字通り境界の人も、掴みどころのなさが気になっていた秋太郎も、再読すると……ああ、これは確かに怖いや。ワトソンは「要(い)る」のか「存在(い)る」のか。次の謎を楽しみに待とう。おもしろかった。 旧のオーラバシリーズとイズミシリーズが大好きだった若木未生さん。新版も追っかけたり積んだりしているけれど、読んだのは……うわぁ何年振りだろ。久しぶりに読んだ若木作品、面倒くさかったり、ややこしかったり、残念だったりなキャラたちは健在(笑)ちょっと気の強いきれいな女の子もね♡電子書籍(ネットのゲラ版をいただきました)で読んだせいもあるけど、構造がややこしいのと、現実の事件なのかオカルトものなのか判別つかずで、こんがらかりつつ、まずは全体を把握するために通読。すぐさま再読。
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