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中国の近現代史をどう見るか
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中国の近現代史をどう見るか
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中国の近現代史をどう見るか シリーズ 中国近現代史 6 著:西村 成雄 岩波新書 新赤版 1254 シリーズ第6巻は、中国200年を眺望する総括編で、いくつかの視点から、中国の近現代を振り返ります いくつかの視点にそって、中国史を眺め、時代を行ったり来たりするもので、総括という...
中国の近現代史をどう見るか シリーズ 中国近現代史 6 著:西村 成雄 岩波新書 新赤版 1254 シリーズ第6巻は、中国200年を眺望する総括編で、いくつかの視点から、中国の近現代を振り返ります いくつかの視点にそって、中国史を眺め、時代を行ったり来たりするもので、総括というか、結論はなく、理解しにくかったです。 中国200年のいくつかの軸による振り返りととらえました。 本文中に示された、歴史区分、歴史的な変遷は以下のようなものがありました 中華人民共和国 国家指導体制 ①1949~ 毛沢東、華国鋒、計画経済 ②1978~ 鄧小平、胡耀邦、趙紫陽、江沢民、市場経済の導入 ③2002~ 胡錦濤、市場・社会の再調整 ④2012~ 習近平、腐敗摘発、グローバル政治経済 清朝史 ①興隆期 順治・康熙 1644~1722 ②全盛期 雍正・乾隆 1723~1795 ③頽廃期 嘉慶・道光 1796~1850 ④衰亡期 咸豊・同治・光緒・宣統 1851~1911 外政機構の制度化 ①~1865 太平天国鎮圧 曽国藩 洋兵を借りて上海を守る ②1865~1884 洋務運動、清仏戦争 ③1884~1895 清仏戦争から日清戦争 ④1895~1898 恭親王、慶親王、租借、鉄道敷設などの交渉期 ⑤1898 戊戌変法 ⑥1898~ 義和団、列強8か国連合 清末から現代へ 政治制変化 1898~1912 第1段階 辛丑和約、辛亥革命 1912~1928 第2段階 五・四運動、ワシントン体制、共産党弾圧 1928~1949 第3段階 満州事変、対日勝利 1949~1978 第4段階 中ソ孫壮、毛沢東死去 1978~2002 第5段階 冷戦終結、ソ連解体、鄧小平氏居 2002~ 第6段階 WTO加盟 中華人民共和国法治論 1966~77 法制・法治破壊 文化大革命 1977~82 法制・法治復興 1982~85 法制・法治再建 1985~89 調整の体系化(第7次五か年計画) グローバル化 1978~1992 国際的レジーム 内部の利益配分システムの改編と再編 1992~2001 鄧小平の南巡講話 2001~ WTO加盟 中華人民共和国とネーション・ステート 国家の統治機構と、管理機構、社会主義の用意、党の優位 一元的領導原則 党と行政の一体化 政治の根本方針は、政治局へ、方針の具体化は、書記処へ、執行は政府組織とその党組織へ 21世紀の中国の6大利益集団論 ①執政党下の半官半民諸組織(青年会、労働組合、婦人会) ②私営企業、自由就業者集団 ③国有企業 ④高級官僚 ⑤汚職墜落集団 ⑥地下社会組織 21世紀中国の起点は、2001年12月11日のWTO加盟である 中国の目指すもの ユーラシア的規模をもつ、陸・海の現代のシルクロード 一帯一路構想とその具現化 目次 まえがき 第1章 「二〇〇年中国」政治のやまなみ縦走 第2章 積層する政治文化と社会的中間層の蓄積 第3章 政治的委任=代表関係の制度化類型 第4章 後発型ネイション・ステイトに見る政治と経済の相互依存性 終章 二〇〇年をくぐりぬけた中国政治社会 あとがき 参考文献 ISBN:9784004312543 出版社:岩波書店 判型:新書 ページ数:256ページ 定価:840円(本体) 2017年06月29日第1刷
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第1章 「二〇〇年中国」政治のやまなみ縦走(グローバル・ヒストリーとしての「二〇〇年中国」政治;「二〇〇年中国」に埋め込まれた近代ネイション・ステイトの論理と現実;二〇世紀中国における「ネイション・ステイト」の五段階) 第2章 積層する政治文化と社会的中間層の蓄積(「伝統層」と「...
第1章 「二〇〇年中国」政治のやまなみ縦走(グローバル・ヒストリーとしての「二〇〇年中国」政治;「二〇〇年中国」に埋め込まれた近代ネイション・ステイトの論理と現実;二〇世紀中国における「ネイション・ステイト」の五段階) 第2章 積層する政治文化と社会的中間層の蓄積(「伝統層」と「現代層」の複合的一体性;一九八〇年代政治文化の新たな埋め込み;社会的「中間層」形成の政治的意味) 第3章 政治的委任=代表関係の制度化類型(政治的代表意識の三類型と中国政治;中華民国「総統・議会制」の正統性形成とその矛盾;中華民国国民政府「党国・訓政体制」と憲政) 第4章 後発型ネイション・ステイトに見る政治と経済の相互依存性(国家主導型経済と資本主義の三層構造;中華民国国民政府の戦時体制と経済的帰結;「社会主義ネイション・ステイト」の政治的・経済的自立への曲折) 終章 二〇〇年をくぐりぬけた中国政治社会(「二〇〇年中国」に埋め込まれた政治的重層性と国際システム;「党国体制」内の政治的変容;より柔軟な日中相互理解のためのプラットフォーム形成に向けて;現代中国理解の断代史的視角) 著者:西村成雄(1944-、大阪府、中国政治史)
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通史シリーズの中の1冊なのに歴史学ではなく政治学畑の分析視角で、あまりに叙述が抽象的・理論的にすぎ(それでいて叙述の重複がやたら多い)、わかりきったことを説明するのになぜこうも難解な文体になるのか、全く理解できなかった。刊行が大幅に遅れた上にこれでは誰も納得できないだろう。今ま...
通史シリーズの中の1冊なのに歴史学ではなく政治学畑の分析視角で、あまりに叙述が抽象的・理論的にすぎ(それでいて叙述の重複がやたら多い)、わかりきったことを説明するのになぜこうも難解な文体になるのか、全く理解できなかった。刊行が大幅に遅れた上にこれでは誰も納得できないだろう。今まで岩波新書を数百冊は読んでいるが、青版・黄版時代を含めここまで読みにくい本はなかった。
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