商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2017/06/13 |
| JAN | 9784560072141 |
- 書籍
- 新書
平和の玩具
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平和の玩具
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
表紙絵がゴーリーなのも、なんか分かるな…。 英文学ってやっぱこう、ちょっと斜に構えてるっていうか、なんか意地悪だよな。ニヒル。
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サキの短編集。序文や親族によるサキに関する 手紙も読みごたえがあります。 既読のものもありましたが相変わらずブラックな 内容でサキは面白いなと読み進めていたら 最後の三作品は、どうしてかちっとも面白くないと 思っていたところ、これらは戦争中に書かれたもの。 ユーモアにあふれたサ...
サキの短編集。序文や親族によるサキに関する 手紙も読みごたえがあります。 既読のものもありましたが相変わらずブラックな 内容でサキは面白いなと読み進めていたら 最後の三作品は、どうしてかちっとも面白くないと 思っていたところ、これらは戦争中に書かれたもの。 ユーモアにあふれたサキだったけれど、(44歳という 年齢で!)自ら志願して戦争に赴き、亡くなる 少し前はとてもやつれていたそう。戦争は ユーモアの天才すらこんなにも変えてしまうのかと 思い至りました。 サキが亡くなった後に姉エセルの意を受けて 作られた短編集だそうですが、この姉のエセルは かなりの曲者らしく、周囲の人間から愛されていた サキとは違い親戚中から嫌われていたようです。
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やはりサキは「ふふふ」と、にんまりしながら読む話が多い。批判や人間のさが、ある意味でいとおしいような愚かさを、ユーモアでくるんだような短編集。 なかには「セルノグラツの狼」や「浮かばれぬ魂の肖像」など、綺麗な(けれど悲しい)物語もあるのだけど、それと同じくらい、黒いユーモア...
やはりサキは「ふふふ」と、にんまりしながら読む話が多い。批判や人間のさが、ある意味でいとおしいような愚かさを、ユーモアでくるんだような短編集。 なかには「セルノグラツの狼」や「浮かばれぬ魂の肖像」など、綺麗な(けれど悲しい)物語もあるのだけど、それと同じくらい、黒いユーモアに富んだ作品が私のお気に入り。 「モールヴェラ」のオチがその典型。あーあ、やっぱりな、と思ってにんまりしてしまった。 子どもたちに兵隊や要塞のおもちゃを与えるのは、教育上よろしくない。かわりに、議会と市民からなるおもちゃを与えよう。これが「平和の玩具」の始まりだけど、子どもたちは結局「平和の玩具」で殺し合うだけで、なんの解決にもならない。 本作についてはチェスタトンが序文で解説しているけど、そうしたことを直接言うことなく、ユーモアで覆い隠してしまうのがサキの作品。 末尾に付せられた、手紙などの資料も、人となりを知る貴重な資料。私はむしろ、作品と人となりのギャップを興味をそそられた。
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