商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2017/05/01 |
JAN | 9784791769940 |
- 書籍
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不寛容な時代のポピュリズム
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不寛容な時代のポピュリズム
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商品レビュー
4.4
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東日本大震災(2011年)以前に書かれたものから、発行時(2017年)まで、著者の代表作でもあるオウム真理教事件の映画「A」であったり、嫌韓嫌中といった排外主義、歴史修正主義への危惧、安保法制など政権に対する違和感など、現在(2019年)時点で更に加速しているような社会問題から”...
東日本大震災(2011年)以前に書かれたものから、発行時(2017年)まで、著者の代表作でもあるオウム真理教事件の映画「A」であったり、嫌韓嫌中といった排外主義、歴史修正主義への危惧、安保法制など政権に対する違和感など、現在(2019年)時点で更に加速しているような社会問題から”日本には絶望が必要なのではないか”という見解が導き出される。マスコミが弱体化している現代において、ひとりひとりが情報を鵜呑みにしたり、口当たりの良いニュースばかりを取り入れていてはいけないなぁと思わされる作品だった。
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自分を取り巻く世界が、何かおかしな方向へと向かっているのではないかという身体的な「気持ちの悪さ」を、何とか周囲に知らせたい、共有したいという筆者の切実な思いがひしひしと伝わってくる。さらには、そんな思いを持っていても現実が変わっていかない諦観すらも。 いたずらにペシミズムを喚起さ...
自分を取り巻く世界が、何かおかしな方向へと向かっているのではないかという身体的な「気持ちの悪さ」を、何とか周囲に知らせたい、共有したいという筆者の切実な思いがひしひしと伝わってくる。さらには、そんな思いを持っていても現実が変わっていかない諦観すらも。 いたずらにペシミズムを喚起させようとしているのではない。深く絶望することによって、ペシミズムを超克する希望を語っているのだ。
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