鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

川上和人(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2017/04/01
• JAN: 9784103509110

商品レビュー

2024/07/11

鳥類学者の実態、実情を面白おかしく書かれた本？というのが正しいかわからないが気楽に読むことができた。タイトル通りちょっと変わった本である。誰かの感想でも見かけたが本当に3〜4行ごとにボケやユニークな表現をいれ畳み掛けてくる。ごくまれに思わず声をだして笑ってしまうことも。結局のところ何が言いたかったのかわからず、どんな内容だったのかもあまり頭に残っていない。途中で読むのをやめようかとも思ったがその奇妙な文章をもう少し読んでみたい気持ちに負け続けて読了した。もっと内容に目を向けて読めば違った感想になると思います。もう一度読もうとは思わないが、まぁ面白かったです。

2024/07/06

専門家が一般人向けに、その舞台裏や専門分野の課題発見を、分かりやすく解説したものは大好物である。
本書ではその楽しみを存分に味わさしてくれる。

少しだけ残念なのは意図してやっているのだろうが、文体が少々乱暴な事。読者の中にはユーモアに溢れていて親しみやすいと取る人も多いと思うが、私は少々鼻についた。そもそもやっている事が面白いし、先生の発想もユニークなので普通の書き方で十分に面白いと思う。

ともするとガサツな感じを受けてしまったのは私だけでしょうか。

自分の住んでいるところがトカイナカなので、鳥は身近で割合多く観察できる。これからも愛情を持って親しんでいきたい。

2024/06/12

鳥ことや研究内容、フィールドワークについて、ユーモアたっぷりに脱線しながら書かれており
特に鳥に興味がなくても、とても面白く読めました
タイトルとは裏腹に
とてつもない熱量の鳥への愛で溢れています

リアルキョロちゃんには笑いました
とても真面目に考察されたキョロちゃんが面白かったです
イラストが怖すぎてホラーです
あんなの木の上に止まってたら、二度見します

西之島は噴火した時から、ワクワクしてたので
気になっていたその後を知ることができてよかったです
1つの島が形成される過程に、図らずとも鳥がとても重要な役目を担っていたんですね
最初に鳥類学者をご自分でディスっていましたが
とても重要で大変なお仕事だと思いました