商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | プランタン出版 |
発売年月日 | 2017/04/28 |
JAN | 9784829685907 |
- コミック
- プランタン出版
にいちゃん
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にいちゃん
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商品レビュー
4.3
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人生の中で出会えて良かったと思うBL作品。 小児性愛やグルーミングを題材として扱うため、内容的に受け付けない人も多くいるはず。問題作と言われているのは、そうした点だろう。 本作は単なる「ショタ萌え」「禁断萌え」を扱う作品ではない。小児性愛を通じて「普通とは何か」という問いを据え、登場人物達の叫びにも似た愛の姿を描いた、社会派の作品だ。 異常とは何なのか。この異常が自分の普通ならば、どうすればいいのか。そういった登場人物たちの葛藤・絶望には、BLとして消費し切れないほどの重みがある。 読了後には心に深く残る物が生まれる一作。何度でも読み直します。
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児童虐待は心底許し難いことだし、無理矢理系は苦手だけど、すごく考えさせられる作品。 何度か読んで悩んでこの評価。 でも、性的虐待の中でもペドフェリアは本当に鬼畜だと思うことには変わりはない。
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問題作だよー、とは言われてたけど、なるほど問題作。どう受け取っていいのか分からずに今は持て余してしまうので本棚で眠ってもらっていつか読み返してその時今とは違う何かを思うことを期待する。 児童虐待の話なのでどの部分に共感するかで視点というか映る世界が変わるお話だと思う。子供に手を出...
問題作だよー、とは言われてたけど、なるほど問題作。どう受け取っていいのか分からずに今は持て余してしまうので本棚で眠ってもらっていつか読み返してその時今とは違う何かを思うことを期待する。 児童虐待の話なのでどの部分に共感するかで視点というか映る世界が変わるお話だと思う。子供に手を出す大人は生かしちゃおけないのは当然としても、作中最も報いを受けて欲しいのはにいちゃんのご実家よなって思う。元凶のおじさんもむごたらしく死んで欲しいけど先方の子供達に罪はないので難しい。 メンタルが弱いことは加害の免罪符にはならないし、被害者のメンタルの強さを以て罪一等減ずることが出来るわけでもないけど、世間に同調する体裁を保ちつつも世間に受け入れられることのない自我を内に保ち続ける強さはこの理不尽な世界で生きていく上で必要なのかもしれない。 壊れたものは直らないけど、壊れたものを治そうと粉々に砕くよりは、壊れたまま生きていく方が笑顔に近づくジレンマ。 自分を受け入れることのない、一番大切なものと矛盾する存在であっても、切り捨てることは容易ではないよねという残酷さが水菓子の代わりに置かれている。
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