にいちゃん の商品レビュー
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「ふつうってなんですか?」という問いがずしりと響く。 ゆい、景、舞子の三人は、それぞれ“ふつう”からはみ出した部分を抱えていて、“ふつう”に擬態したり、擬態しようとしても出来なかったりしてもがいている。ペドフィリアほど破壊的ではないにしろ、誰もが大なり小なり“ふつう”に納めきれないものに手を焼きながら生きているのかもなあ…。 ゆいの一途な想いの強さが景を救うシーンには、カタルシスさえ感じた。が、それで全てハッピーエンドという訳ではないよ、と書き下ろしの話で牽制してくるあたり、さすが隙がない。
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初めはただただそんなことあっていいのか、なぜまだ好きなのかという気持ちがあったが、後半になるにつれて、普通とは何かが自分でもよくわからなくなってきた。自分の常識、倫理観が壊された感じ。でも、初めから人を偏見で判断して理解しようとしないのはやめようと思った。度々読み返したくなるだろ...
初めはただただそんなことあっていいのか、なぜまだ好きなのかという気持ちがあったが、後半になるにつれて、普通とは何かが自分でもよくわからなくなってきた。自分の常識、倫理観が壊された感じ。でも、初めから人を偏見で判断して理解しようとしないのはやめようと思った。度々読み返したくなるだろう。すごく好きな作品だ。
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※幼い頃に性被害に遭ったことのある人は読まない方がいい 萌とか尊さ等とは対局の位置にある作品であると思うし単なる鬱漫画として紹介するには軽すぎる。 ハッピーエンドでは絶対にない。 メリバはもっと違う。 私は2人の愛の形を認めることが出来ない。 でもBLってこういうのって言...
※幼い頃に性被害に遭ったことのある人は読まない方がいい 萌とか尊さ等とは対局の位置にある作品であると思うし単なる鬱漫画として紹介するには軽すぎる。 ハッピーエンドでは絶対にない。 メリバはもっと違う。 私は2人の愛の形を認めることが出来ない。 でもBLってこういうのって言われたらそうなのかもしれないな……と思うところでもある。 世間では一般的に認められない関係。 初めてこの作品を読んだ時、もうBLはこの作品が最後でいいかなと思いました。
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人生の中で出会えて良かったと思うBL作品。 小児性愛やグルーミングを題材として扱うため、内容的に受け付けない人も多くいるはず。問題作と言われているのは、そうした点だろう。 本作は単なる「ショタ萌え」「禁断萌え」を扱う作品ではない。小児性愛を通じて「普通とは何か」という問いを据え、登場人物達の叫びにも似た愛の姿を描いた、社会派の作品だ。 異常とは何なのか。この異常が自分の普通ならば、どうすればいいのか。そういった登場人物たちの葛藤・絶望には、BLとして消費し切れないほどの重みがある。 読了後には心に深く残る物が生まれる一作。何度でも読み直します。
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児童虐待は心底許し難いことだし、無理矢理系は苦手だけど、すごく考えさせられる作品。 何度か読んで悩んでこの評価。 でも、性的虐待の中でもペドフェリアは本当に鬼畜だと思うことには変わりはない。
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問題作だよー、とは言われてたけど、なるほど問題作。どう受け取っていいのか分からずに今は持て余してしまうので本棚で眠ってもらっていつか読み返してその時今とは違う何かを思うことを期待する。 児童虐待の話なのでどの部分に共感するかで視点というか映る世界が変わるお話だと思う。子供に手を出...
問題作だよー、とは言われてたけど、なるほど問題作。どう受け取っていいのか分からずに今は持て余してしまうので本棚で眠ってもらっていつか読み返してその時今とは違う何かを思うことを期待する。 児童虐待の話なのでどの部分に共感するかで視点というか映る世界が変わるお話だと思う。子供に手を出す大人は生かしちゃおけないのは当然としても、作中最も報いを受けて欲しいのはにいちゃんのご実家よなって思う。元凶のおじさんもむごたらしく死んで欲しいけど先方の子供達に罪はないので難しい。 メンタルが弱いことは加害の免罪符にはならないし、被害者のメンタルの強さを以て罪一等減ずることが出来るわけでもないけど、世間に同調する体裁を保ちつつも世間に受け入れられることのない自我を内に保ち続ける強さはこの理不尽な世界で生きていく上で必要なのかもしれない。 壊れたものは直らないけど、壊れたものを治そうと粉々に砕くよりは、壊れたまま生きていく方が笑顔に近づくジレンマ。 自分を受け入れることのない、一番大切なものと矛盾する存在であっても、切り捨てることは容易ではないよねという残酷さが水菓子の代わりに置かれている。
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初見では理解不能な理不尽な世界観 最初は主人公はゆいだと思って読んでた にいちゃんが酷いクズのような気がしたのに 何回も読んでしまった 何度も読むうち、だんだん自分の中のゆいへの気持ちも変化してきた にいちゃんはゆいを愛しく思ってはいるようだけど、ゆいと一緒にいても心から安らいで...
初見では理解不能な理不尽な世界観 最初は主人公はゆいだと思って読んでた にいちゃんが酷いクズのような気がしたのに 何回も読んでしまった 何度も読むうち、だんだん自分の中のゆいへの気持ちも変化してきた にいちゃんはゆいを愛しく思ってはいるようだけど、ゆいと一緒にいても心から安らいでいない 成長してからのゆいに、BLで絶対ある「かわいい」も「好きだよ」も言わない、超情けなくて、身体はしっかりしてて、Web系の仕事をしてそうな、実家が裕福そうな、にいちゃんがすごく気になる。親に救い・理解を求めるにいちゃんが切なくて、親子関係もう少し知りたいし、こんな目に合わされてもにいちゃんから離れられないゆいの気持ちが分かってきたような気がするし、こんなトラウマを抱えたにいちゃんをただ変えようとするのか、無かったことにするのか、親としてどう接するのが良いのか、本当に難しい。
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YouTubeの顔面土砂崩れさんという人が紹介していて知ったのですがとても面白かったです。 作画や設定などが私好みで良かったのですが、最後の方が少しムズムズしたので星4をつけさせて頂きました。
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最後の結末はメリーバッドエンドなのが嬉しかったです。 物語がどんどん進んでいく事に、ゆいの性格が歪んでいくのが、とても面白い。 にいちゃんの面倒な性格、クズな所が個人的に好きです。 ゆいが"愛してあげる"と言った時、口元のアップがとても綺麗でした。 歯や、舌。とても繊細に描かれていて、とても魅力的です。 表紙のカバーを外した裏に、相関図があるのが嬉しい。 はらださんの絵柄が好きです。 特にゆいのようなまだ幼い顔の線が、柔らかく見えるのがとても素敵。 横顔の鼻や唇が綺麗で、とても好きです。 そちらと、首を描かれる時の滑らかそうな線。と言いますか…。 きめ細かい肌なのだろうと、少し変態じみた事を考えてしまいます。 とても面白く、考えた作品でした。 この本に出会えて良かったです。
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