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有頂天家族 二代目の帰朝
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有頂天家族 二代目の帰朝
¥913
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商品レビュー
4.3
123件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
楽しげな雰囲気のなかに、少しくらい影がモヤっとする。特に弁天関連。 最後のシーンで弁天が泣いていたのはなぜか。二代目に敗北した悔しさなのか、果たしてそれだけなのか。矢三郎も最後は自分の無力感や、叶うことの無い恋心を悟るようで悲しい雰囲気であった。 海星と許嫁復活しつつも、どこかで弁天を気にしている気がする? 後半は弁天に思いを馳せるシーンが多かったと思うので。←いやでも流石に考えすぎか......? 赤玉先生の不器用な愛情表現が最高すぎる。「さっさと幸せになれ」とか、言われてみたい笑 前作よりも兄弟の絆を強く感じられる作品であったと思う。互いに助け合う(意図してかどうかは分からないが)場面が多く、読んでいて幸せだった。
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赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!! 赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。 狸界では偽右衛門は矢一...
赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊(天狗)の息子、二代目がイギリスから帰郷した!! 赤玉先生と二代目の軋轢から二代目はイギリスへ旅立って久しくしていたが帰朝し、その関係性へ弁天が割ってはいる形で三人の天狗(主にともに気に入らない二代目と弁天)がやりあう方向に。 狸界では偽右衛門は矢一郎に決まりかけるも、夷川早雲の思惑が炸裂し後継者争いの雲行きも怪しくなり…。 金曜倶楽部はあいもかわらず狸鍋を画策し幻術師天満屋が大暗躍。 最後はやっぱりタヌキ・天狗・金曜倶楽部が入りまじりはちゃめちゃになっちゃう。 わかりやすい&期待したい伏線もしっかり回収してくれてどのキャラクターも活躍してくれて嬉しい。矢三郎もついにあわやというところまでいくしでハラハラ、早雲もあいかわらずだし海星はというとついに…。 前作からけっこう間をおいたのでこの世界観を濃く感じずに楽しく拝読できました。(続けて読むとちょっと濃い) そしてラストはなんだかしんみりと天狗の孤独さも感じていろんな楽しみかたのできる好きな作品です。
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京都を舞台とした狸と天狗の面白ドタバタ劇。 その中にも残酷さやシリアスさが同居する不思議な作品。 下鴨矢三郎と弁天が騒動の中心。結構文学的なところもあり、よく分からないとこもある。
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