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神さまのビオトープ 講談社タイガ
792円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/04/20 |
JAN | 9784062940672 |
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神さまのビオトープ
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神さまのビオトープ
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商品レビュー
4.2
452件のお客様レビュー
凪良作品2作目として読了。 下調べせず、装丁とタイトルに惹かれて借りて見ました。 読み終えて、なるほどこのタイトルかぁと。特にビオトープというワードが出てくる訳ではない。必死で人生を生きているけど、神の見えざる手に翻弄されながら生きるこの世界は箱庭なのかもという比喩なのか。 各章...
凪良作品2作目として読了。 下調べせず、装丁とタイトルに惹かれて借りて見ました。 読み終えて、なるほどこのタイトルかぁと。特にビオトープというワードが出てくる訳ではない。必死で人生を生きているけど、神の見えざる手に翻弄されながら生きるこの世界は箱庭なのかもという比喩なのか。 各章それぞれで、人との関係性や愛について、悩みもがく姿が描かれる。愛する人の死など、神様を恨むような出来事があると、どうしてもその理不尽に心や価値観が揺らいでしまう。終始薄暗いようなトーンでストーリーが進むが、人の目や周りの人がどうかではなく、自分で何を大事にするかを決めるのが大切だというところに救いの光を感じた。それが神様の掌の上だとしても。
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題名にある「ビオトープ」とは何だろうか?と思い、調べてみるとこうだった。 『草地や森・池・川・海など、大小にかかわらず生きものの暮らしを支える場所』とある。 そうか、この話には周囲から見てるだけや一般的な多数派としての考えや価値観を持つものではないものたちが暮らしている日常を描い...
題名にある「ビオトープ」とは何だろうか?と思い、調べてみるとこうだった。 『草地や森・池・川・海など、大小にかかわらず生きものの暮らしを支える場所』とある。 そうか、この話には周囲から見てるだけや一般的な多数派としての考えや価値観を持つものではないものたちが暮らしている日常を描いていると思った。うる波さんが、そうではない側の人間であるから引き出せた物語なのだろうと思える。
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愛するって自由なのに、自由な愛は生きづらい。 幽霊の夫と生活する女性を中心として、世間には許されない関係に、傷つきながらも愛に生きる人々の話。 2話目の「春秋ロボット」がとくに好き。 登場人物たちが皆常識を備えているがゆえに生じる葛藤や諦観に、揉まれてなお求めずにいられない...
愛するって自由なのに、自由な愛は生きづらい。 幽霊の夫と生活する女性を中心として、世間には許されない関係に、傷つきながらも愛に生きる人々の話。 2話目の「春秋ロボット」がとくに好き。 登場人物たちが皆常識を備えているがゆえに生じる葛藤や諦観に、揉まれてなお求めずにいられない愛の形がうつくしく、かなしかった。 あまり読めていないのだけど、凪良さん作品のなかでは一番好みの作品だった。終わり方も、私は、凪良さんの優しい眼差しを感じられて好きだった。
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