商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/03/07 |
JAN | 9784094064001 |
- 書籍
- 文庫
スープの国のお姫様
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スープの国のお姫様
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
古い洋館に住む老婦人にスープを作る元料理人の主人公。表紙はなぜ老婦人の孫娘千和が料理を作っているかのような構図なのかな。たしかに主人公から料理を習ってはいましたが。作中に出てくるスープが美味しそうだった。スープって本格的に作ると手間がかかるんですね。いつもはインスタントのスープで...
古い洋館に住む老婦人にスープを作る元料理人の主人公。表紙はなぜ老婦人の孫娘千和が料理を作っているかのような構図なのかな。たしかに主人公から料理を習ってはいましたが。作中に出てくるスープが美味しそうだった。スープって本格的に作ると手間がかかるんですね。いつもはインスタントのスープですましちゃうけど、たまにはこんな本格的なスープも食べたいな。ただストーリー全体を考えるとちょっとなぁ。イマイチ面白さに欠ける。この著者の他の作品を読みたくなるような気は起きなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人々の記憶にまつわる「身近な謎」を解く ミステリでもあり、心ほっこり系でもあり... 分類に悩む作品(^ ^; 物語は、しばらく現場を離れていた料理人が、 とあるお屋敷に住む大富豪に雇われるところから始まる。 雇われ料理人と言っても、大富豪のマダムは 夜食にスープしか食べない。 なので主人公は、一日一食スープを作るだけ、 というのが仕事。 短編集で、作品ごとにメインとなる人が変わり、 その人の望むスープを提供できるか...という、 謎解きでもあり「勝負」でもある料理が続く。 全編を通して、マダムの孫娘と、主人公自身の 失われた記憶を取り戻して行く過程も描かれる。 ザ・執事という感じのキサキがいい味出してる。 主人公と、孫娘 千和との「男女の恋愛ではない」 心のつながりがグッと来る。 作者自身が料理人であるそうで、 料理のシーンやレシピの解説は出色。 読んでいる間、ゆったりと時間が流れ、 とても贅沢をしている気分になる作品でした。
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