商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本文芸社 |
発売年月日 | 2017/03/09 |
JAN | 9784537135589 |
- コミック
- 日本文芸社
にゃん組長(1)
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にゃん組長(1)
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
ほんと、ここ最近、自分にも老いが忍び寄ってきてるのかな、と感じる 体にガタが来てる、記憶がおぼつかない、みたいな不調は、ビックリするくらい出てないんだけど、その分、涙脆くなってきている気がする ドラマは全くなのに、漫画や小説なんかは、泣くのを堪えられない。別に、泣くのが恥ずかしい...
ほんと、ここ最近、自分にも老いが忍び寄ってきてるのかな、と感じる 体にガタが来てる、記憶がおぼつかない、みたいな不調は、ビックリするくらい出てないんだけど、その分、涙脆くなってきている気がする ドラマは全くなのに、漫画や小説なんかは、泣くのを堪えられない。別に、泣くのが恥ずかしいって訳じゃないんだが、さすがに、脱水症状を起こしてしまいそうでおっかない そんな私が、ここ最近で、最も泣かされたのが、この『にゃん組長』だった 元々、動物系が好きなので、特に涙腺が崩壊しやすいようだ まず、絵柄そのものに優しさと温かさ、切なさが宿っており、杉作先生の人柄の良さをやんわりと感じ取れる。感動系の動物漫画には、これ以上ないくらい、ピッタリな絵柄ではないか? また、ストーリーも私に容赦が無かった。拾った子猫の声が理解できてしまう、その設定は、ややファンタジックながらも、飼い主とペットのキズナを阻害するものではなく、一層にヒロイン・ヒメの愛らしさを際立たせている タイトルからも分かるとおり、この話の主人公の職業は、ヤクザの親分だ。けど、それが何の問題があろうか。ヤクザだろうが、血の通った人だ。時に、動物に癒しを求める事もあるだろうよ。ヤクザだからって、全部が全部、悪い奴じゃない そう、しみじみと思える、ヒメに組長が翻弄されている様を目の当りにすると。強面のヤクザの威圧感は、ただの一匹の猫にすら通じない。動物にとっちゃ、人の職業の貴賎なんか関係なく、自分に優しくしてくれるヒトか、優しくしてくれないヒトか、その二つだけなんだろう ボマーン先生の『悪のボスと猫。』に近いかも知れないが、どっちが猫漫画として優れているか、ってことを決めるのはナンセンス。笑ってスッキリしたい人は『悪のボスと猫。』、泣いてスッキリしたい人は、こっちの『にゃん組長』を読む方が良いだろう。気分で変えればいい、それだけだ 少しずつ、組長とヒメの絆が深いものへと成っていき、お互いがそれぞれにとって必要なパートナーになっていく、ゆったりとした変化の過程は実に和む この魅力は、主役が学生やサラリーマンじゃ出なかった。日が当たらぬ世界に生き、一般人から爪弾きにされている、ヤクザだからこそ、だろう 組長が、ヒメを飼い始めた序盤、組員に面子を気にして、ヒメの存在を必死に隠し、その中でも、彼女の世話をマメに見ていた姿はキュンと来た。一人ではどうにもならず、他の人の手を借り、ヒメと仲良くなっていく点には、共感できた読み手も少なくなかっただろう 一つの山場を越え、改めて、自分がいつ、命を落とすか、大事な存在を残してしまうか、それを再自覚した組長。彼はコソコソとするのを止め、組員にヒメを紹介した 晴れて、皆の仲間となったヒメ。活動かつ活躍の場所が広がった事で、彼女に、どんな変化が齎されるのか、楽しみだ。また、組長の男も上がるのか、そこにも注目したい どの回も涙が止まらず、鼻もかみまくってしまったが、個人的に大ダメージだったのは、第24話「辛抱」だった。これまで、我儘だったヒメが、大事な組長が一日でも早く迎えに来てくれる事を信じ、我慢を覚える、泣くなって方が無理である。また、ジンゴローもカッコいい。やっぱ、人にしろ猫にしろ、外見だけじゃ良し悪しは決まらんね この台詞を引用に選んだのは、真面目に感心してしまったので。年の功もあるにしろ、こうも、ヤクザ相手にズケズケと自分の意見を真正面からぶつけられるってのは凄い。周りの目を気にするのは悪いことじゃないにしろ、てめぇの安いプライドを守るために、大切なモノを蔑ろにしちまうのは違うよな
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