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死に逝く人は何を想うのか 遺される家族にできること ポプラ新書116
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2017/01/01 |
JAN | 9784591153215 |
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死に逝く人は何を想うのか
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
読んでみて、遺された家族が患者にできることは、シンプルなことだった。 読みながら、ホスピスで亡くなった伯母を思い出しながら、自分のやったことは間違っていなかったのだなと、安堵している自分がいた。 グリーフケアとしては、自分は、死を否定していた人である。 伯母のためにしっかりと葬儀をやってあげなくてはならない。その想いだけで突っ走り、初めのうちは、悲しむ機会を自分は持たなかった。 そして、伯母の妹である母も。 それを改めて思い至った本だった気がする。 ターミナルケアの学習の中で、キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」について学んだことがある。 でも、伯母をみていた時、その通りのプロセスではなかったのを覚えている。 著者が、その段階通りのプロセスを全ての人がいくのではなく、行きつ戻りつ、個人それぞれのパターンがあると書いていて、納得した。 ああ、確かにと。 プロセスは、一直線上ではないのだ。 遺されるものができること。 それは、「聴く」こと。 カウンセリングと同様、その人が何を考え、どう思い、どうしたいのか。という答えは、他人が分かるものではなく、答えを持っているのはその人本人だけなのだ。 でも、実際、近しい人だと、自分の恐怖、不安で「聴く」ことが難しくなるのだけれど。。 頭でわかっても、行動に移すことは容易ではない。。
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《この世に何を残したか、というのは多くの患者さんが人生の最期に考えることであり、そしてふと気づくことでもある。これもまた、スピリチュアリティの重要な側面だ。私たちは死ぬときに、人生で得たものを持ってはいけない。死んだあとに残るのは、自分が他人に与えたものだけだ。他者といい関係を築...
《この世に何を残したか、というのは多くの患者さんが人生の最期に考えることであり、そしてふと気づくことでもある。これもまた、スピリチュアリティの重要な側面だ。私たちは死ぬときに、人生で得たものを持ってはいけない。死んだあとに残るのは、自分が他人に与えたものだけだ。他者といい関係を築き、満足した人生を送った人ほど後悔は少ない。そして、そういう人ほど死を恐れないものだ。「やり残したこと」を解決することが、患者さんの不安や恐怖を軽減する上でとても大切になる。》p.94
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死、看取り(見送りと言ったほうがいいのかも)、そしてグリーフ。 これらは今の私に身近なキーワードであり、興味深く読ませていただきました。 グリーフに関しては、サラっと記述されているだけだったので、もう少し深く学びたいと思った次第。これは死だけではなく、人生の中で数多く遭遇する喪失...
死、看取り(見送りと言ったほうがいいのかも)、そしてグリーフ。 これらは今の私に身近なキーワードであり、興味深く読ませていただきました。 グリーフに関しては、サラっと記述されているだけだったので、もう少し深く学びたいと思った次第。これは死だけではなく、人生の中で数多く遭遇する喪失に向かい合うのに非常に有用な知識となるでしょう。 悲しみというのは、人を病に、そして死にさえ至らしめる。だからこそ、より研究されるべきであり、人々は多くを知るべきなんじゃないでしょうか。
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