コバルト文庫で辿る少女小説変遷史

嵯峨景子(著者)

• 販売会社／発売会社: 彩流社
• 発売年月日: 2016/12/01
• JAN: 9784779122750

商品レビュー

2025/12/12

長い間少女小説のトップレーベルとして存在感を示していたコバルト文庫の歴史を辿りながら、少女小説がどのように誕生し発展していったのかを筆者の見解を交えながら記している。
そもそも雑誌Cobaltが休刊していることも知らなかったので、本書には最初から最後まで驚かされた。自分の10代の頃に読んでいた小説などは懐かしく眺め、離れてしまった後に人気が出たタイトル（もしくはジャンル）には小さな発見に伴う喜びをもって読み進めた。
少女小説と一口に言っても、その時々の少女が何に関心を持つのかに着目すればそれは大きく異なってくるのだということに改めて気づかされた。最近こういうジャンルの小説をよく見るよなと書店で感じたことが、なぜそのジャンルが流行しているのか、という視点にまで発展できるようになってきたことは自分にとって大変な収穫となった。

2025/08/20

コバルトの歴史がわかり、小説にブランクがあったが追いついて来たように思う。新たに掘り出したい本が出て来たので、なんとか読みたいなと思った。

2021/08/25

は～～～～～～～～～～～～～～～なるほど…少女小説の歴史…た、たしかに…
おさな妻文化…姫嫁…
そういえば小野不由美も一応少女小説レーベル出身か…十二国記が少女小説レーベルで刊行されていた事実…
ていうかあの人もあの人も少女小説レーベル出身だったんか…
学園ものからファンタジーへの変遷…
マリみての台頭…
少年同士の主人公ものの人気…BLとラノベとケータイ小説と…なるほど…