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コバルト文庫で辿る少女小説変遷史 の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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2021/08/25

は~~~~~~~~~~~~~~~なるほど…少女小説の歴史…た、たしかに… おさな妻文化…姫嫁… そういえば小野不由美も一応少女小説レーベル出身か…十二国記が少女小説レーベルで刊行されていた事実… ていうかあの人もあの人も少女小説レーベル出身だったんか… 学園ものからファンタジーへ...

は~~~~~~~~~~~~~~~なるほど…少女小説の歴史…た、たしかに… おさな妻文化…姫嫁… そういえば小野不由美も一応少女小説レーベル出身か…十二国記が少女小説レーベルで刊行されていた事実… ていうかあの人もあの人も少女小説レーベル出身だったんか… 学園ものからファンタジーへの変遷… マリみての台頭… 少年同士の主人公ものの人気…BLとラノベとケータイ小説と…なるほど…

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2019/03/05

色々と昔のことを思い出しながら読んだ。面白かった。学園恋愛モノと可愛い女の子が好きだったので、90年代のBL流行りが本当に辛かったこととか、少女小説難民になってラノベを読むようになったこととか(その後、桜庭一樹に出会って救われた)。そんな感じでアラフォーになってしまった今は、ライ...

色々と昔のことを思い出しながら読んだ。面白かった。学園恋愛モノと可愛い女の子が好きだったので、90年代のBL流行りが本当に辛かったこととか、少女小説難民になってラノベを読むようになったこととか(その後、桜庭一樹に出会って救われた)。そんな感じでアラフォーになってしまった今は、ライト文芸の流行と、オレンジ文庫刊行はうれしかったなとか。2003年当時マリみて面白かったなとか。本当に色々と思うことがあった。

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2018/10/22

コバルト以外の周辺レーベルも含んだ、少女小説50年史。私にとっての特別は新井素子、氷室冴子、久美沙織あたりだけど、ティーンズハートの方もタイトルで思い出す作品が結構あった。折原みととかあの頃すごく流行ってたよね。 若木未生、前田珠子、桑原水菜らの登場で、ファンタジー系ジャンルが...

コバルト以外の周辺レーベルも含んだ、少女小説50年史。私にとっての特別は新井素子、氷室冴子、久美沙織あたりだけど、ティーンズハートの方もタイトルで思い出す作品が結構あった。折原みととかあの頃すごく流行ってたよね。 若木未生、前田珠子、桑原水菜らの登場で、ファンタジー系ジャンルが台頭してきた流れも懐かしかった。前田珠子「破妖の剣」シリーズが完結ってツイートを以前見たけど、初出1989年だよ、すごい。読み続けてた友人に、未完にならなくて良かったねと言いたい。 近年の姫嫁ジャンルやボカロ小説の話は、あまりよく知らなかったので興味深かった。姫嫁系では安心感のある作品が好まれ、三角関係すら歓迎されない(推し側がフラれると辛いから)ってくだりとか。そ、そこまでかー。 「居場所」としての少女小説に助けられた1人として、Cobalt 休刊を含めた現在の厳しい状況は寂しく思う。いろんな要因が分析されてると思うけど、私が当時との違いを強く感じるのは、乙女ゲーと pixiv 二次小説の存在かな。乙女ゲーは能動的に物語に関わることができるから前述の三角関係問題も回避できるし、pixiv にはびっくりするくらい多様な需要とそこから生まれた供給があるし。 新しいコンテンツが登場する中で、少女小説も変化を迫られていると思うけど、その時々の読者の心に寄り添う基本スタンスが変わらなければ、なんでもありでいいんじゃないかなぁと思った。

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2017/11/29

少女小説というものありけり。 コバルト文庫は「マリみて」くらいしかお世話になっていない……角川ビーンズ文庫派でした。ビーンズ大賞初期は大体制覇していた件。そういえば最近ビーンズ変わったなとは思っていたけれど。 コバルト文庫を中心に、いわゆる“少女”を対象にした小説の流れを解説...

少女小説というものありけり。 コバルト文庫は「マリみて」くらいしかお世話になっていない……角川ビーンズ文庫派でした。ビーンズ大賞初期は大体制覇していた件。そういえば最近ビーンズ変わったなとは思っていたけれど。 コバルト文庫を中心に、いわゆる“少女”を対象にした小説の流れを解説。講談社X文庫ホワイトハート懐かしい。「姫嫁」って、ええそうなんだ、一人に愛される方がいいんですか最近。私はよりどりみどりのハーレムモノの方が慣れているからやはりちょっと世代が古くなっているのか。(別にお気に入りキャラが振られてもいい、自分で幸せになる道を模索するし)(そして二次創作へ)(あ、ここらへんはもしや夢か腐かの分かれ道に関係するのでは) コバルト関連で言うならば、意外と今集英社オレンジ文庫が好きだなと思っているので、もしかしてコバルトは読んでいたら好きだったのかも。「伯爵と妖精」シリーズって気になっていたのに読めていない。ビーンズの「シュガーアップル・フェアリーテイル」「貴族探偵エドワード」「身代わり伯爵」あたりも気になっているのに。電子書籍を始めたら、たぶんここら辺の文庫一気に買ってしまいそう。そういう電子書籍の流れはどうなのだろうか、あまり言及がなかったようだが。ある意味BLとか手に取りやすいと思うし、長期シリーズ(最近は長期化しないらしいが)の一番のネック・場所が解決するし。 新しい流れが起これば、それまでの読者は離れる。でも、新しい「読者」が現れなければ? 少女小説の大きな岐路が来ているのかも。

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2017/08/06

少女小説の登場から現代にいたるまでの、人気ジャンルや作家の移り変わり、新レーベルの誕生と廃止、時代やレーベルごとの特徴などを細かく論述している本。ほとんど研究書レベルのクオリティ。私がほとんど知らない80年代の少女小説界隈の熱気が伝わってきて、歴史を記述する意義を再認識することが...

少女小説の登場から現代にいたるまでの、人気ジャンルや作家の移り変わり、新レーベルの誕生と廃止、時代やレーベルごとの特徴などを細かく論述している本。ほとんど研究書レベルのクオリティ。私がほとんど知らない80年代の少女小説界隈の熱気が伝わってきて、歴史を記述する意義を再認識することができた。古くて懐かしい作品もちらほら登場し、少女小説を読んだことのある人なら楽しんで読めると思う。

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2017/06/30

コバルト文庫をメインとしつつ、戦前の「少女倶楽部」「少女の友」からボカロ小説、ネット発系まで幅広く少女小説の変遷をまとめている。 本屋や新古書店に入り浸っていたので、なんとなく「あの頃はああいう系統が流行ってたっぽいなあ」「あのレーベルはこういうのが多かったなあ」というイメージは...

コバルト文庫をメインとしつつ、戦前の「少女倶楽部」「少女の友」からボカロ小説、ネット発系まで幅広く少女小説の変遷をまとめている。 本屋や新古書店に入り浸っていたので、なんとなく「あの頃はああいう系統が流行ってたっぽいなあ」「あのレーベルはこういうのが多かったなあ」というイメージはあるのだけど、個人的には少女小説系には触れるのが遅かった(富士見・電撃辺りのラノベが先だった)ので、まだまだ名作に出会っていきたい今日この頃である。

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2017/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦前戦後の文学的少女小説から、70年代少女漫画の台頭で変わる物語の嗜好、80年代の等身大物語や、男主人公やファンタジー色が強まる90年代、その後ラノベとの差別化でまた乙女チック路線に揺り戻しがあったり…となかなか興味深いのでした。 読者層の年齢が上がっていくにつれ、学園ものよりファンタジー舞台の職業ものになったりしていく00年代以降、そして現在は一般文芸とラノベの中間の日常系ミステリなどの「ライト文芸」が流行ってる、という。なるほどー。

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2017/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館より。 珍しく、真面目にしっかり読了。 非常に面白い。多分、作者と年がそんなに変わらないせいか、大体分かるから(笑)。 コバルト文庫やティーンズハート、ホワイトハート。ガッツリ読んでたぞ。読書から離れていた時期に流行っていた姫嫁やボカロは知らないけど、その後の集英社オレンジ文庫は読んでるぞ!(今現在) 自分の読書遍歴と照らし合わせつつ、懐かしい作者さんや作品のお名前に出会えるのが、嬉しかった。 読み返したいけど、入手困難だし(当時の紙媒体で読みたい)。それ以前に昔のような感性がないから、難しいか。 年はとっても、面白い本は読みたい。「少女小説は死なない!」と叫ぶ勇気はないけど(笑)、やっぱり本が好きなんだな。

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2017/05/02

 少女小説とは何か。  ライトノベルとは何が違うのか。ライト文芸ってなんだ。  好きな作家さんが少女小説のどこに位置付けられているのか、俯瞰してみること、全体的な流れを見る分にはすごく面白い。  こんな作品があったのかー、とか。この作品完結していたのか、とか、いろいろと楽しむポ...

 少女小説とは何か。  ライトノベルとは何が違うのか。ライト文芸ってなんだ。  好きな作家さんが少女小説のどこに位置付けられているのか、俯瞰してみること、全体的な流れを見る分にはすごく面白い。  こんな作品があったのかー、とか。この作品完結していたのか、とか、いろいろと楽しむポイントは多い。

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2017/03/16

後半は斜め読みになってしまったが、懐かしい作品の当時の位置づけや、その後の少女小説の流れがわかってなるほどなるほどと面白く読みました。私は割とメインストリームを行ってるなと確認。 個人的には有川浩の作品やトワイライトシリーズなども少女小説の範疇ではなかろうかと思ったりもします。 ...

後半は斜め読みになってしまったが、懐かしい作品の当時の位置づけや、その後の少女小説の流れがわかってなるほどなるほどと面白く読みました。私は割とメインストリームを行ってるなと確認。 個人的には有川浩の作品やトワイライトシリーズなども少女小説の範疇ではなかろうかと思ったりもします。 次に夢中になって読めるシリーズに出会えるのはいつになるだろう。

Posted byブクログ